
Image:Ferrari
| これまで「ナンバー」はスペシャルモデルでしか(標準オプションでは)選択できなかったと認識している |
フェラーリはモデルによって細かくボディカラーやリバリー、ホイールのカラーや仕上げを調整している
さて、フェラーリが849テスタロッサ / 849テスタロッサ・スパイダーの発表に合わせてカーコンフィギュレーターを公開。
ここでまず849テスタロッサのカーコンフィギュレーターにて、内外装の選択肢などに「どのようなものがあるのか」を見てみたいと思います。
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フェラーリ849テスタロッサにはこういった基本選択肢がある
まず、849テスタロッサにはSF90ストラダーレ同様に「標準仕様」と「フィオラノパッケージ仕様」とが用意され、後者ではエアロパッケージの変更と軽量化(-30kg)によってパフォーマンスが高められており、「より大きくなった」ツインテール、そしてカーボンファイバー製ホイール、マルチマチック社製のシングルレート・ショックアブソーバーなどが組み込まれることに。※「エンリッチメント・フィオラノパッケージ」も存在し、見たところカーボンパーツが増強されるようだ
なお、嬉しいのはこのフィオラノパッケージであっても「フロントリフター」が選べるようになったことで、これによって同パッケージを選択するハードルが大幅に下がったものと考えられます(SF90ストラダーレでは同パッケージを装着するとフロントリフターを選ぶことができず、日常の仕様に懸念が生じる場合があった)。※ただしフロントリフターを装着すると、サスペンションが標準仕様と同様になるようだ
ちなみにですが、SF90ストラダーレや296GTBでも選択が可能であった「フィオラノパッケージ専用」ストライプは849テスタロッサでも健在で(意外と評判が良かったのかもしれない)、しかし後ろの方にゆくに従い「ストロボ風の」刻みの入るラインとなるようですね。
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参考までに、(フィオラノ仕様ではない)標準仕様で選べるリバリー(ストライプ)はこちら。
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オンラインカーコンフィギュレーターではこのラインしか選択できないものの、正規ディーラー備え付けのコンフィギュレーターでは(ダブルやスリム、バイトーンなど)このほかのパターンも選べるものと思われます。
フェラーリ849テスタロッサにはこんなボディカラーが用意されている
そしてまずは「標準仕様」の849テスタロッサを見てみると、ボディカラーは「スタンダード」で8色、「ヒストリカル」で6色、「クラシック」で14色、そして・・・。
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「スペシャル」では5色が用意され、こちらは「ジャッロ・アンブラ(Giallo Ambra)」。
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ジャッロということは「イエロー」に分類されるということになりますが、印象としては「オレンジ」で、これは「ロッソ・ディーノ」が「ロッソ」といいつつもオレンジに見えるのと似たようなものかもしれません。
なお、ざっと見た感じでは、(アマルフィではグリーン系の増加が目立ったものの)849テスタロッサでは「グレー系」の構成比が高くなっているようにも思えます。
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ちなみにルーフは「ツートン(ルーフがブラック)」、もしくはボディカラー同色から選択可能。
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リバリーを入れるとこうで・・・。
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リバリーがないとこう。
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なお、849テスタロッサではフロントのブラックバンドの影響もあってか車体が「ワイド」に見え、リバリーがないとちょっと「間延び」して見えるようにも。※ただ、このツルっとしたルックスもそれはそれでいいかもしれない
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ちなみにラウンデル(サーキュラーリバリー)、あるいはドア後方のナンバーは「フィオラノパッケージでなくても」選択できるようですね。※ラウンデルのカラーはホワイトのみだが、数字のカラーは4色が揃う
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フェラーリ 849テスタロッサのホイール/ブレーキにはこんな選択肢がある
そしてホイールだと「標準」「標準+クローム」「標準+マット・グリジオコルサ」に加え・・・。
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「鍛造+ダイヤモンドポリッシュ」「カーボンファイバー製ホイール」という選択肢(サイズはいずれも同じ)。
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なお、標準ホイールの場合はチタンボルトを選択でき(鍛造/カーボンホイールだとチタンボルトがセットになっている)、全ホイールにおいてカーボンファイバー製ホイールキャップを選択可能。
ホイール形状がモデルによって異なるのは当然ではありますが、ホイールのカラーやフィニッシュ、選べるセンターキャップまでもが「モデルによって異なる」のは興味深いところであり、もしかするとフェラーリは「デザイン的にそのモデルにマッチするカラーや仕様」しかラインアップに加えないのかもしれません。
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ブレーキは機能的には「1種類のみ」、しかしキャリパーのカラーを変更でき、「標準(シルバーっぽく見える)」「ブラック」「ロッソコルサ」「ロッソスクーデリア」「シルバーストーングレー」「イエロー」「アルミニウム」「ブルー」「ゴールド」を選べます。
ちなみにですが、スクーデリア・フェラーリのシールドエンブレムはフェンダーからドアへと移されており(デイトナSP3のような限定モデルを除くと、ドアに装着されるのは849テスラロッサが初かもしれない)、これについては「ナシ」も選べます。
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そのほか、フェラーリ849テスタロッサにはこんなオプションも
上記のほか選べる外装オプションとしては「テールパイプ」があり、「標準(シルバー)」「チタン」「ブラックセラミックコート」の3つから。
なお、画像では「エンリッチメント フィオラノパッケージ」を選択しているので、リアの「ツインテール」が大型かつウイング形状へと変更されています。
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参考までに「標準仕様」だとこんな感じ。※テールパイプも標準仕様
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もちろんカーボン製パーツも大量に用意され、フロントからサイド、そしてリアアンダー、さらにはホイールアーチ、ボンネットフレームにトランクルームトリムなど多岐にわたって選ぶことが可能です(部位によっては、フィオラノパッケージの装着が必要になる)。
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リアバンパーサイドには「スペシャルモデル」特有の3本スリットが現代風に解釈され、ブラックバンドへと埋め込まれているかのようですね(849テスタロッサはカタログモデルのはずであるが、スペシャルモデル的要素も盛り込まれている)。
フェラーリ849テスタロッサのカーコンフィギュレーター「ダイジェスト版」はこちら
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参照:Ferrari