ガヤルドFLは1年限りの、独自デザインを持つモデルだった
DMCがランボルギーニ・ウラカン向けになぜか「ガヤルドFL」のデザインを反映させた前後バンパーキットを発表。
ガヤルドFLとは2012年9月に突如発表されたモデルで、「LP560-4」つまり4WDモデルのみに採用された「三角形」を基調としたデザインを持っています。
これはLP560系のみが受けたフェイスリフト=FLであり2013年モデルとして設定され、「LP550」「LP570」系はそれまでとは全く変わらないデザインのままという「謎変更」。※これによって「LP550」「LP560」「LP570」系それぞれが異なるバンパーデザインを持つことに
もしかするとウラカンはガヤルドFL風デザインが与えられていたかもしれない
この時点でガヤルドは2014年からウラカンにバトンタッチすることが決まっていたので、なぜ「あと一年」しかないガヤルドにわざわざ専用のデザインを与えてきたのかは未だに謎。
仮にその「ガヤルドFL」のデザインがウラカンに引き継がれるのであれば(アメ車は最終モデルのデザインが次世代モデルに引き継がれることが多い)まだ納得がゆきますが、ウラカンのデザインは「ガヤルドFL」とは全く共通性がなく、むしろガヤルドFL登場以前のモデル(つまり2012年モデルまで)と共通したデザイン。
つまりガヤルドFLは「2013年のみの特別モデル」的な印象が強く(同時期のワンメイクレース用車両、スーパートロフェオもFL同様の前後バンパーになった)、それが今回DMCによって「蘇った」とも言えます。
もしウラカンFLの評判が良ければこのデザインがウラカンに引き継がれていたのかどうかは不明ですが(時期的にウラカンのデザインは完成していたと思われるのでそれはないか)、ある意味では「もしかしたら」ウラカンはこうなっていたかもしれない、というIF設定カスタムではありますね。
ガヤルドFLはこんな車だ
これがそのガヤルドFL。
現行のいかなるランボルギーニとも関連性のないデザインを持つ不思議な車。
他のランボルギーニは基本的に「6角形」をデザインモチーフに持つものの、このガヤルドLFは三角形。
わずか1年のためだけ、しかも「LP560-4クーペ」「LP560-4スパイダー」のためだけに採用されたデザインです。
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