| 見た目はランボルギーニ・チェンテナリオ風 |
ブルガリアより超オカルトなハイパーカー”Arcanum”が登場(予定)。
これはAlienoという新興メーカー(?)が構想を立ち上げたもので、なんでも「エイリアンのテクノロジーを使用した」ロボット・ハイパーカー。※”Alieno”はイタリア語でエイリアンの意味
完全にトランスフォーマーな世界ですが、この会社自体がはっきりせず、とにかくこのクルマについては不明なことだらけ。
エイリアンの技術はどこに使用?
ただしこのAlieno Arcanumはスペックと技術の一部だけは公開しており、「バージョンは4つ」。
ベースモデルは2,610馬力、そしてその上は3,482馬力、その上は4,351馬力、トップレンジ”RP5”は5,221馬力。
0-100キロ加速タイムは不明ではあるものの、最高速はなんと時速488キロにも達するとのこと。
加えて4つそれぞれのバージョンには「ストリート=STR」「トラック=TRC」「レース=RCE」の三つが存在。
さらにAlienoは「FIAがフルエレクトリックカー向けのカテゴリをつくるならば」そのレギュレーションにマッチさせることができるとしていますが、聞けば聞くほど怪しい感じ。
なおAlienoのCEOはアフメッド・メルチェフ氏で、「これが我々の第一弾モデルだが、未来の異星人テクノロジーを使用して現代のハイパーカーを作ることがミッションであり、我々はルールに従うことはなく、むしろルールを作る側だ。このクルマを通じて究極のドライビングエクスペリエンスと興奮をお届けする」とのこと。
↓意外とタイヤが小さくなくって?
メカニズム的には「1輪あたり6つのモーターを装備」するダイレクトドライブ・エレクトリック・パワートレーンを持ち、つまりこれが4輪分なので「24個ものモーターを持つ」ことに。
バッテリーはグラフェンLiPoセルとスーパーキャパシタを併用し、バージョンによって容量は60kWhから180kWh。
5,221馬力の最上位バージョンは航続可能距離1,020キロとされ、何から何まで異次元という感じですね。
↓いまどきこんなまっすぐなウイング?
さらにArcanumは「ロボティック・サスペンション」を持ち、ダブルウィッシィボーン+プッシュロッドがベース。
これに電子式アジャスタブルダンパー、4輪独立式の車高調整式ダンパーを組み合わせたもの。
ブレーキは通常の油圧式ブレーキと回生ブレーキ、さらにロボティック・エアブレーキシステムを装備。
気になる価格はトップレンジのRP5で2億円。
納車にかかる時間は18ヶ月から30ヶ月だとされていますが、とりあえず実現するのは難しそう。
ただ、「UAN-EV」のように、「絶対無理」と思われた車でも実際に路上を走っていたりするので、1台か2台くらいは意外と販売されるのかもしれません。
1030馬力の中華EVが実際に納車されていた!発注したのは中東の王子(すごいカラー)
VIA:Allcarindex