ランボルギーニ・カウンタックの魂は現代のV12モデルにも引き継がれている
Lambocarsにて公開された、「ランボルギーニ・カウンタックの現代版」特集。
これはMike Mills氏、Aadil Hafiz氏、Jong Bean Kim氏という3名のデザイナーが製作した「もしもカウンタックが現代に蘇ったなら」というレンダリングを集めたものとなっています。
オリジナルに近いものから、新しいデザインを持つものまで
こちらのレンダリングはオリジナルのカウンタックに近く、シルエットはオリジナルを踏襲しながらディティールを新しく変更したもの。
デイタイムランニングランプはクワッドLED、そしてその上にはリトラクタブルと思しきヘッドライトがありますが、実際にリトラクタブルなのかどうかは不明。
フロントバンパー下部は新しいデザイン、かつブラック。
ホイールハウス後部は新形状となり、しかしホイールは伝統の「リボルバー」デザインです。
サイドステップにはウイングレットつき。
ドアミラーはウイング形状を採用し、これはオリジナルと大きく異なるところですね。
上から見ると、全体のバランスがオリジナルのカウンタックに近いことがわかります。
後ろから見てもやはりカウンタックそのもの。
特徴的なリアウイングもしっかり再現されていますね。
サイドもやはり、見まごうかたなきカウンタック。
ドアとリアフェンダーにまたがるブラックのパーツはオリジナルへのオマージュだと思われます。
ホイールアーチの形状はカウンタックがもともと持つデザインをさらに強調したものへ。
こちらはリアウイング。
ステーの上下でカラーが異なることろが「新しい(アヴェンタドールSVJっぽい)」ですね。
リアもやはりカウンタックのイメージを色濃く残したもの。
テールランプはLEDで、光っていないときは「ブラックアウトされる」のだと思われます。
四角い発光形状もオリジナルをイメージしたものが採用に。
そしてこちらはまた別の「現代版カウンタック」。
ヘッドライトはやはりリトラクタブルのようで、ホイールもリボルバーデザイン(3ピースっぽい)。
上の白いレンダリングに比べると独自のアレンジが施されていますが、こうやってみると「ブラボー」っぽい印象もありますね。
なおこのアングルからのレンダリングに装着されるホイールはウラカン・ペルフォルマンテとテルツォ・ミッレニオとを合体させたような意匠。
サイドウインドウの小窓も「カウンタックらしさ」を感じる部分です。
そしてこちらはまた別のレンダリング。
ほぼカウンタックらしさを残していない、大胆な解釈ですね。
ランボルギーニ・カウンタックはランボルギーニのスーパーカーメーカーとしての地位を不動のものとしたクルマだと言えますが、同様にランボルギーニの名を世界に知らしめたミウラとともに、現代に至るまで「復刻されず」。
ミドシップV12+ガルウイング(シザースドア)という点ではその後のディアブロ、ムルシエラゴそしてアヴェンタドールに継続されるものの、ダイレクトにそのイメージを反映させたモデルは今のところ「不在」といった状況です。
カウンタックのスピリットがのちのV12モデルにも引き継がれていることを考えると「カウンタックのリバイバル」そのものは今後もないとも考えられますが、ポルシェ911のように、今後のランボルギーニV12モデルにおいてはどこかで「先祖返り」を果たす可能性もあるのでは、とも考えています。
VIA:Lambocars