| アドペルソナムには、まだまだ一般に知られていないことがある |
さて、ランボルギーニはパーソナリゼーション部門「アドペルソナム」を持っており、ここでは通常オプションの幅を超えてクルマをカスタムすることが可能です。
色・素材、加工や仕上げなどまさに無限のカスタムが可能であり、とくに日本ではカスタム志向が強いためか、このアドペルソナムの利用率が他の地域や国に比較し、ずば抜けて高いとも言われます(80%くらいだとされている)。
なお、先日発表された日本限定のアヴェンタドールS、「ジャパン・リミテッド・エディション」もこのアドペルソナムによって特別に仕上げられたものですね。
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アドペルソナムでは348ものカスタムカラーを提供してきた
そして今回、ランボルギーニが「アドペルソナムについて、あまり知られていない5つのこと」を公開しており、まず1つ目は「カラーの多様性」。
現在348ものカラーを作ってきたという記録があるそうですが、もちろん「自分だけ」のカラーを調合してもらうことも可能であり、そうなるとこの「348」が「349」に増えることになるのだと思われます。
過去には「バルーンホワイト」のように、日本人がオーダーカラーとして注文したものがラインアップに加わることもあり、日々この数字は増えているのでしょうね。
ちなみにカスタムカラー比率が最も高いのはアメリカの20%、そして次にアジア太平洋、次いでEMEA(欧州・中東・アフリカ)。
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そして「カラー」だけではなく、様々なペイント手法にも対応でき、ヨウジヤマモトとのコラボレーションによる「アヴェンタドールS ドレスド バイ ヨウジヤマモト」ももちろんアドペルソナムによる作品です。
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ダイヤモンドダストペイントにも対応
アドペルソナムでは、ダイヤモンドダスト形状を持つパウダーを混ぜた「ダイヤモンドコーティング」が可能とのこと。
これによって「光の当たり具合によって虹色の輝きを放ち、ランボルギーニを真の宝石へと昇華させる」とのことですが、その価格がどれほどのものか気になりますね。
どのような刺繍にも対応
なお、ランボルギーニでは熟練した職人によっていかようにも刺繍が可能だといい、これまでには「木の枝や桃の花、(顧客の)ペットの肖像画、モナリザ、(ランボルギーニのエンブレムである)雄牛を使ったストリートアート風のデザイン、現代アート風のスプラッシュエフェクト、都市のシルエットなど。
「ザ・ラウンジ東京」にて展示されたアヴェンタドールSロードスターのシート、そしてリアバルクヘッドには「扇子」「ランボルギーニ本社のあるイタリアの町並み」が刺繍されている、とアナウンスされています。
地域ごとに人気カラーが異なる
なお、顧客の住む地域ごとに様々な特徴があり、アジア太平洋地域では、圧倒的に人気なのがロッソ・エフェスト、EMEAではヴェルデ・アルセオ、そしてアメリカではブルー・ケフェウス。
なお、以前にはブガッティも「地域によって顧客の嗜好が異なる」とコメントしています。
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現在、アドペルソナムには5つの「カラー・ファミリー」がある
そして現在、アドペルソナムには5つの分類があり、これはランボルギーニのデザインセンター、「チェントロ・スティーレ」と心理学の専門家が、研究の結果にに基づいて顧客の嗜好を分類し、さらにアド・ペルソナムチームが科学的アプローチを用いて構築したもの。
これによってそれぞれのカラー・ファミリーには異なる文化的背景、嗜好、個性などが内包されています。
SPORTIVA
まずSPORTIVAでは、大胆な個性と若々しい精神を持ち、時代を超えた伝統の推進者として認められることを好むすべての人向け。
現代のランボルギーニのイメージカラーニ用いられる外板色の多く(Giallo Belenus、Arancio Xanto、Verde Selvans、Viola Pasifaeなど)がここに属するようですね。
CONTEMPORANEA
CONTEMPORANEAは「インフォーマルでミニマルなラグジュアリー」。
Rosso Efesto、Blu Aegir、Balloon Whiteなど8つのカラーで構成され、エレガントで洗練されたスタイルとテクノロジーのが融合が特徴です。
ECLETTICA
ECLETTICAが表現するのは「新鮮さ、革新性、そして華やかさ」。
Blu Cepheus、Oro Elios、Viola Bastが含まれます。
CLASSICA
CLASSICAは、その名の通り過去のランボルギーニを象徴するカラーで構成され、「スーパースポーツカーの世界に革命を起こし、その伝統に縛られたイタリアの卓越性の起源に敬意を表した」シリーズ。
Verde Scandal、Amaranto、Arancio、Blu Notteが含まれます。
TECNICA
最後のTECNICAにはBlu Grifo、Nero Nemesis、Giallo Telemacoといったカラーが含まれ、「最先端のテクノロジーと新素材・新色」といった定義となっています。
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参照:Lamborghini