| 世の中には様々な嗜好の人々が存在し、メーカーとのギャップを埋めるためにチューナーが存在する |
ランボルギーニ自身も「ハードコアモデル」の開発にかかっていることは間違いないと思われる
さて、ランボルギーニはブランド初のプラグインハイブリッドスーパーカー「レヴエルト」を発表したところですが、実際に顧客に納車されるのは2023年第4四半期以降(つまり年末)だと言われています。
なお、最近のスーパーカーやハイパフォーマンスカーは「発表から実際の納車までの時間が長い」ことが多く、デリバリーが開始されるまでには、多くのチューナーがCGにてそのカスタムの提案を行い、他社に先んじて自社への注目を高めることもまた通例となっているわけですね。
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ドイツのチューナー、DMCがランボルギーニ・レヴエルトをバーチャルカスタム
そして今回はドイツのチューナー、DMCがランボルギーニ・レヴエルトをバーチャル上でカスタムし、その画像を自身のインスタグラム上にて公開していますが、DMCいわく「ランボルギーニ・レヴエルトはそのままでも素晴らしいクルマではあるが、シアンFKP37と比較するとエッジが少なく柔らかいラインを持っているため、遠くから見ると野暮ったく見えることがある」。※むろん、発表されたレヴエルトはラインアップ中もっとも「ベーシックな」スペックであり、今後ランボルギーニはいくつかハードコアモデルを発表するであろうことも忘れてはならない
そのため今回DMCはランボルギーニ・レヴエルトがアグレッシブに見えるよう、さらにはエアフローを改善しダウンフォースを増加させるべくエアロパーツの提案を行っていますが、フロントだとリップが大型化しエアインテーク周辺にカーボンファイバー製のパーツが装着されています。
さらにフロントフェンダー上にはエア抜きのためのルーバーが組み込まれ、そしてサイドステップもウイングレットつきの独自形状へ。
DMCはおそらく本当にレヴエルト用のボディキットを発売してくるだろう
なお、DMCは「口だけ」ではなく、これまでには実際にベントレー、アストンマーティン、ブガッティ、フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティ、ポルシェ、マクラーレンなどのボディキットやチューニングメニューを展開しており、とくにランボルギーニは「専門分野」。
たとえばランボルギーニ・アヴェンタドールだと、こんな感じで「超」アグレッシブなカスタムを行っています。
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加えて今回のランボルギーニ・レヴエルトのように、新しいモデルに対するチューニングメニューの考案にも積極的であり、ちょっと前にはフェラーリ296GTB向けのチューニングパッケージを考案したことも。
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話を今回のランボルギーニ・レヴエルト向けのボディキットに戻すと、ボディキット全体の価格は、プリプレグカーボンが39,990ドル、フォージドカーボンが49,990ドルに設定されるといい、一部のパーツは単品でも購入可能で、フロントスプリッター、リアディフューザー、リアウィングはそれぞれ8,590ドル(プリプレグカーボン)、10,490ドル(フォージドカーボン)で販売される予定なのだそう。
そしてそのデザインを見てみると、ランボルギーニがこれまでに発表してきたモデルからインスピレーションを受けたであろう意匠がいくつか散りばめられ、つまりランボルギーニのデザインがDMCに対して強い影響を与えたであろうことがわかりますが、ランボルギーニは今後、「今までのモデルのさらに上を行く」ようなデザインを考案してゆくことになるものと思われ、また新たなるデザイン的流行を自社からの発信によって作り上げてゆくことになるのかもしれません。
ランボルギーニ・レヴエルトについて、乗り出し価格が1億円近くなるとも言われ、そして最近では「投資」も兼ねてこういったスーパーカー/ハイパーカーを購入する人が多いこと(より多くのユーザーが消費者と投資家の二面性を持つようになったのはこの数年の大きな変化である)を考慮するに、その価値を損なうであろう「改造」を行う人がどれだけいるのかはわかりませんが、中には「値下がりなど気にせず」不可逆カスタムを行うことができる人もおり、そういったユーザーにとってDMCは「数少ない選択肢のうちのひとつ」ということになりそうですね。
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参照:dmcluxury