| もしかするとMC20のエッセンスを取り入れる可能性も |
さて、マセラティは新型SUV「グレカーレ」を発売すると予告していますが、今回はじめてそのプロトタイプがティーザー画像として公開。
発表は今年後半だと思われますが、現段階ではあえて鮮明な画像は用意されず、おぼろげながらもそのシルエットが分かる程度です。
なお、マセラティは「マセラティ From A to Z」なる動画を以前に公開しており、ここではマセラティの過去から未来へと至るロードマップを示すことに。
この中で発売がアナウンスされたのが「グレカーレ(Grecalre)」ですが、この名はイタリアに吹く北東の風を意味しており、「ギブリ」、「ボーラ」「メラク」「カムシン」「レヴァンテ」同様、”風”の名を用いている、ということになります。
新型マセラティ・グレカーレのポジションは?
そしてこのグレカーレのポジショニングについて、位置的には「レヴァンテの下」。
つまりは比較的安価なクルマということになり、ポルシェ・マカン、BMW X3、アウディQ5あたりと競合することになるかと思われます。
使用されるプラットフォームは(アルファロメオが”ジュリア”にて採用した)ジョルジオ、そしてこれはステルヴィオとも共通ということに。
そしておそらくはアルファロメオの持つ2リッター直4エンジンが搭載されるとも見られており、となると(求めやすい価格になるので)相当に人気を呼ぶのは間違いないだろう、とも考えています。
新型マセラティ・グレカーレのデザインは?
グレカーレのデザインに関しては現段階ではティーザー画像以外に判断材料がなく、しかしこれを見るに、全高が抑えられ、とくにキャビンの容積が小さい模様。
ウインドウ面積が小さいことがそう感じさせるわけですが、これによって車体の下側が(相対的に)大きく見え、スポーツカーのような視覚的安定性をもたらしているのだと思います。
一般にSUVは居住性を意識しているので、ルーフが高くなりそしてウインドウ面積が大きくなりがちで、そうなると急に「商用車っぽく」なったり、「ファミリー向けっぽく」なることも。
それを避けるために多くのメーカーはキャビン部分を小さく、もしくは小さく見せる工夫を行っているわけですが、とくにマセラティ、マツダはこの傾向が強いように思います。
なお、ランボルギーニは「ウルス」のデザインにあたり、サイドウインドウの容積を、アヴェンタドールやウラカン同様、「車体の1/3にとどめた」としており、これによってスーパーカー的なルックスを再現することに成功しています。
そしてもちろんマセラティは大衆車ブランドではなくプレミアムカーブランドなので、居住性よりもその美しさを最優先させることになると思われ、スポーツカー的ルックスを採用する可能性が非常に高そう。
加えてマセラティは、新型スーパースポーツ「MC20」のデザインが今後マセラティ各モデルに波及するとも述べており、もしかするとグレカーレは「MC20との共通性を持つ」新型マセラティ第一号ということになるのかもしれません。
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参照:Maserati