| 顧客が望むならばネジ一本に至るまで新品に |
パガーニは先日そのレストアプログラム「Pagani Rinascimento」を発表していますが、今回はそのレストアをどんな風に進めるのか、を動画で公開。
パガーニは創業1992年で25年の歴史を持つ会社。
最初の車は1999年にリリースしており、これまでにも137台の車を販売しています。
「顧客は我々を信頼している」
動画ではゾンダをショールームコンディションへと戻す様子が紹介されていますが、まさに「全部分解」してボディパネルひとつひとつを丁寧に修復。
この様子を見ると「新車を作るよりも手間がかかる」ということがわかり、レストアの費用や時間が「かなりのもの」になる理由もわかります。
なおパガーニ創始者、オラチオ・パガーニ氏は自身の製品に対して強い愛着を持っているようで、事故を起こした車両も「新車レベルに」修復し、その情熱を語る動画も過去に公開。
そういったこともあってかパガーニのオーナーたちは「オイル交換を行うにも」わざわざパガーニの工場まで車を持ち込むと言われますが、今回の動画においてもオラチオ・パガーニ氏は「我々はパガーニのオーナーに、新車を受け取った時の感情とスリルを呼び覚ましたいのだ」と語っています。
おそらくは、ほとんどのオーナーがレストア時には最新のアップデートされたパーツやエアロパッケージを組み込むと思われ(ボディカラーや内装色を変更する人もいそう)、こうやって車を「一生大事に」してゆくのでしょうね。
工場と呼ぶにはあまりに美しい空間
スタッフのユニフォーム(カーゴパンツにまで!)にはパガーニの文字やクワッドエキゾーストのイラストが。
このクワッドエキゾーストはパガーニのアイコンのようなもので、新社屋に設置された巨大な時計の文字盤にも使用されていますね。
リアのサブフレーム(シャシー)も車体本体から完全に分離して整備。