| ホンダ・スポーツEVコンセプトとは明らかに異なるサイズを持っている |
ホンダが新型EVとみられるパテントを出願したことが判明。
「ホンダe」や「スポーツEVコンセプト」にも連なる、クリーンでシンプルな外観を持つことがわかります。
なお、ヘッドライト、テールランプの内部構造には「=」というグラフィックが見られ、これは今後ホンダが積極的に採用してゆくモチーフなのかもしれませんね。
同様のヘッドライトはホンダのバイクでも確認できる
なお、最近、ホンダは「CB1000R」「CB250R」においてヘッドライト内部に「-」というグラフィックを採用。
ホンダのバイク部門と4輪車部門とは仲が良くないとは聞きますが、ホンダが今後発売するクルマ(4輪)において、この線が二本となったデザインが見られるということは、「ホンダという会社として、2輪と4輪とで足並みを揃えている」事例だと言えるかもしれません。
今回のパテントについて、その詳細は全く不明。
「アーバンEVコンセプト」が「ホンダe」として発売されたように、「スポーツEVコンセプト(下の画像)」も市販されることになり、その知的所有権の保護を行うために出願したのかとも考えましたが、今回のパテント画像を見るに、スポーツEVコンセプトよりは大きなクルマのようにも思えます。
「スポーツEVコンセプトは”S800”をモチーフとしたというだけあってコンパクトなクルマであり、典型的な「ロングノーズ・ショートデッキ」を持つように見えますが、今回のパテント画像を見ると、幅、長さともに「けっこう大きな」クルマのようにも。
リアフェンダー前にはエアインテークがあり、ルーフラインは「ミドシップスポーツ」を連想させるもので、加えてフロントに大きなスポイラー、リアにはディフューザーを持つことからも、このクルマが「けっこうな速度で走ること」を前提にしていることも推測可能。
こうやって見ると「スーパーカー」的な印象も受けますね。
なおこのクルマはその「ホンダe」っぽいデザインからすると「ピュアEV」だと思われます。
それを考えるとミドシップのように思える車体後部に「エンジン」が収まるのではなく、かわりに「後部座席」を持つのかも。
そしてバッテリーは「ホンダe」同様にフロアに敷きつめられることになりそうですね。
上から見た図はこう。
かなり「ワイドでショート」であることがわかります。
なお、トヨタも以前に「ミドシップスポーツ」と思われるクルマのパテントを登録していますが、こちらはワンオフのコンセプトカー「ラ・クーペ」であるということが判明。
よって今回のホンダによるパテントも、市販モデルとは関係のない「単なるコンセプトカー」の可能性もあり、しかし発売を期待したくなる格好良さでもありますね。