| 欧州仕様はエアコンもインフォテイメントシステムも「レス」 |
ホンダは2020年モデルのシビック・タイプRを発表したばかりですが、なんとサプライズにて「シビック・タイプRリミテッド・エディション」を発表。
実車の発表はジュネーブ・モーターショーにて行われる見込みで、ホンダいわく「究極のサーキットウェポン」。
現在のところ北米向けに600台、欧州向けに100台が用意されると発表されていますが、日本向けの枠があるのかどうかは現在のところ不明です。
なおイメージカラーは「フェニックス・イエロー」、そしてほかにもシビック・タイプRに用意されるいずれのカラー(クリスタルブラックパール、チャンピオンシップホワイト、ポリッシュドメタル・メタリック、ラリーレッド、ブリリアント・スポーティブルーメタリック、ソニックグレーパール)も選択可能。
シビック・タイプRリミテッド・エディションは大幅な軽量化を達成
なお、北米仕様と欧州仕様とでは法規の関係か若干の相違があるそうですが、北米仕様について言えば新しく用意されたBBSホイールにて重量を(通常のシビック・タイプRに比較して)10kg削減でき、さらには防音や制振素材、トノカバー、後部座席のヒーターダクト、リアワイパーを省略することでさらに12.7kgのダイエットを実現。
ユーロスペックだとさらに軽量化の幅が大きく47kgを削っているそうですが、完全にサーキット仕様へ特化しているようで、エアコンやインフォテイメントシステムも取り外されている、とのこと(それでもリアシートは装着されたまま)。
もちろんシャシーについてもチューンナップが施され、ダンパーやステアリング関係が再調整されることでフィードバックが改善され、ホンダによれば「現存するハッチバックの中では、もっともダイナミックなフィードバックを実現している」。
外観についても若干の変更があり、グロスブラックにペイントされたルーフ/ドアミラー/ボンネット上のエアインテークのほか、バッジ類はマットクローム仕上げに。
気になるエンジンについては変更はなく、2リッター4気筒VTECターボ、そして出力は320馬力。
トランスミッションはもちろん6速マニュアルのみで、ホンダの言葉を借りると「ガチャガチャやるのがいいんですよ」。
シビック・タイプRリミテッド・エディションのインテリアはこうなっている
こちらはシビック・タイプRリミテッド・エディションのインテリア。
ユーロスペックの画像なのでエアコン、インフォテイメントシステムが「レス」という過激仕様です。
センターコンソールにはそれぞれの仕様地にて「何番目の車両であるか」を示すプレートが装着され、特別感を高めています。
現在ホンダ・シビック・タイプRはせっかく樹立した各サーキットでのコースレコード(FF)をルノー・メガーヌR.S.トロフィーRに破られていっている状態ですが、このシビック・タイプRリミテッド・エディションにて「抜きかえす」ことになるのかもしれませんね。
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VIA:Honda