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ホンダが北米において170万台にも及ぶ「ステアリング操作が困難になる」という大規模リコールを発表。なお問題が発覚しリコールに到るまでに3年を要する

新型シビック・タイプR(FL5)を見てきた!(後編)インテリアの質感が著しく向上、さらにどこからどうみてもタイプRであることを主張

| ホンダはこの数年で「100万台規模の」リコールを複数回届け出ている |

しかも問題の内容として「重大」なものが多いように思われる

さて、ホンダが北米にて170万台近くの車両をリコールすると発表。

このリコールには、多くのトップセラーおよび高性能モデルが含まれていますが、このリコールはアメリカ国内に留まらず、カナダでは24万台、メキシコでも5万8,000台が影響を受けており、北米全体にその影響が広がっています。

このリコールでは何が問題となっているのか

今回のリコールはホンダが「ステアリングギアボックスのワームホイールが不適切に製造されている」ことを発見したという事象に端を発していて、NHTSA(米国の国土交通省に相当する機関)に届け出られた内容によると、このホイールは使用中に膨張し、ワームホイールとワームギアとの間のグリースフィルムの厚さを減少させる可能性がある、とのこと。

さらに問題はここで終わらず、ワームギアのスプリングプレロード(スプリングのテンション)が高すぎるため、部品間の滑り力が増加し、ステアリング操作がさらに困難になるという状況です。※原因は製造過程での不十分なアニーリング(焼鈍)プロセスと高負荷の単位ブレークインにあるとされ、ホンダが最初のクレームを受けてから今までの間に3年が経過している

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リコール対象としてはまず2022年-2025年モデルのシビックハッチバックおよびシビックハッチバックハイブリッドが挙げられ、lこれは2021年2月9日から2024年8月14日までに製造されたもの。

さらには高性能モデルにも影響がおよび、2023年-2025年製のシビックタイプRや、シビックをベースにした2023年-2025年製アキュラインテグラ、2024年-2025年モデルのインテグラタイプSもリコールの対象となるほか、2023年-2025年モデルのホンダCR-V、CR-Vハイブリッド、および2025年に製造された燃料電池バージョンのCR-V、2023-2025年モデルのホンダHR-Vもリコール対象に含まれます。

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