| やはりにゃっさんデイズ効果なのだと信じたい |
さて、先週末に一気に発表となった日本の自動車メーカー各社の業績(2020年11月)について。
すでにマツダについてはその内容をお届けしましたが、今回は日産自動車です。
その内容を見るに、グローバル生産は前年同期比-5.6%、グローバル販売は前年同期比で-9.9%、輸出については前年同期比-25.7%という数字を記録しています。
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2020年11月の生産状況
そこで各項目について見てみたいと思いますが、まずは「生産」。
種別だと「乗用車」が前年比-21.2%、「商用車」では-10.2%(マツダでは商用車のほうが落ち込みが大きかった)。
地域別だと米国-16.9%、メキシコ+3.2%、英国+3.5%、スペイン-42.9%、中国+5.5%となっていて、中国での回復傾向が強く、これは他の自動車メーカーとよく似た傾向です。
2020年11月の販売状況
そして次は2020年11月の販売状況。
種別だと「乗用車」が-2.6%、「商用車」が0.0%、地域で津では米国-22.1%、カナダ-27.6%、メキシコ-27.8%、ロシア-18.9%、欧州-23.1%、中国+5.2%、全体では-9.9%。
生産台数に比較すると販売台数の落ち込みが大きいように見え、これは一時の「生産できなかった分」を挽回するため、もしくは今後の需要回復を睨んでの見込み生産なのかも。
なお、国内に置ける軽自動車の販売は昨対+16.9%となり、これは「11月としては過去最高」なのだそう。
やはり猫さんを起用したにゃっさんデイズ」効果なのかもしれません。
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2020年11月の輸出状況
そして次は「輸出」ですが、これは北米-12.3%、欧州-93.9%となっていて、欧州市場の落ち込みを反映した結果となっています(全体では-25.7%)。
これもやはりほかの自動車メーカーに近い動きを見せており、生産や販売状況と合わせて見るに、「中国の回復傾向が強く、欧州の回復はまだまだ」という印象も。
日産は「新再建プラン」にて中国市場重視の意向を示していますが、この動向を見るに、それが正解なのかもしれませんね。
まだまだ渦中からは抜け出せそうにない日産ではありますが、今後は数々のニューモデルが控えており、自動車本来の魅力において勝負するという「健全」な動きも見え、今後に期待したいところです。
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参照:日産自動車