| いつの間にスポーツクーペの中古車はこんなに高くなっていたのか |
これまでスポーツクーペの中古車というと「とんでもなく安く買えた」クルマの代名詞だったが
さて、スカイライン・クーペ(V35)にR35 GT-Rの顔面を移植したカスタムカーが登場。
なお、スカイライン・クーペは実際のところR35 GT-Rとのメカニズム的関連性はなく、現実的にはフェアレディZとの兄弟車となります。
そして今回Facebook上に画像が公開されたのがこのR35クーペとも呼ぶべきクルマですが、(さすが日産同士なので)顔面スワップのマッチングはなかなかというところ。
オーバーフェンダー装着によってボリュームを調整
なお、V35スカイラインクーペとR35 GT-Rとはかなり全幅が異なり、前者は1820ミリ、後者は1895ミリ。
そしてこの「幅広な」R35 GT-Rのバンパー含む顔面をスワップするに際して用いた手段が「リアオーバーフェンダーの装着」
これによってずいぶんバランスが良くなっており、最初からこんなデザインのクルマだったと言われても違和感を感じないほどです。
スワップしたのは日産GT-Rのバンパー、ヘッドライト、ボンネット、フロントフェンダー。
ホイールは2インチ(5センチ)ワイドになり、エキゾーストパイプの直径もかなり大きくなっているようです。
そのほか、ヘッドライトやテールランプにはスモークがかけられて車体との一体感を増しているようですね。
スカイライン・クーペはちょっとイジるとやたら格好良くなるとは考えていたが
なお、ぼくは以前から「スカイラインクーペは、ちょっとカスタムするとかなり格好良くなる」とは考えていたのですが、どうやらそれが今回立証された模様。
そしてスカイラインクーペの中古価格を調べてみるとアラびっくり、思ったよりもかなり高い模様。
一般にスポーツクーペは新車、中古車とも斜陽に該当する車種であり、中古のスカイラインクーペは20万円から50万円くらいで手に入るだろうと考えていたのですが、なんとそんな価格帯の売り物件は存在せず、2004年式でも85万円くらい。
このあとの世代になるともう160〜170万円くらいで、どうやらぼくが想像していたよりも遥かに高い相場が形成されている模様。
じゃあファエアレディZはどうなのと思って検索すると、こちらはもうひとつ高く、10年以上前の2010年式で196万円。
いつの間にこんなに中古車の価格が上がってしまったのかという印象もありますが、とにかく最近は全般的に中古車の相場が上昇しているようですね。
さらに、ぼくの中では「中古になると、とんでもなく安くなる」という印象のレクサスRCでも2014年式で329万円という価格を付けています。
最近の新車はとにかく高価で、その代替案として格安な中古があるという認識でしたが、ここまで中古の価格が高くなるとななかな手を出しにくく、であれば(リスクを踏んで5−10年落ちの中古を買うより)多少高くとも1−2年落ちの高年式中古車を購入したほうがいいんじゃないかと思ったり。
ただし買って売るまでの「損失額」だとやはり低年式中古を選んだほうがいいのだろうと考えたりして、とにかく色々な意味でクルマを買いづらい時代になったなと考えています。
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