| 自然吸気V12エンジン搭載、ここまで凶暴なアストンマーティンが存在したとは |
製作したのは「Q」、ボディワークはカーボンファイバー
さて、アストンマーティン・ヴァンテージ中でもっともレアだと思われる「V12ヴァンテージV600ロードスター」が中古市場に登場。
販売されている価格は目を疑う99万ポンド(日本円で1億5000万円)ですが、7台しか生産されなかったという事実を考慮するとそれも納得かもしれません。
このアストンマーティンV12ヴァンテージV600ロードスターが発表されたのは2018年で、生産を担当したのはアストンマーティンのパーソナリゼーション部門「Q」。
クーペが7台、ロードスターが7台のみの生産にとどまるという超希少車です。
ただし購入価格は驚愕の140万ポンド
アストンマーティンV12ヴァンテージV600ロードスターは何から何までもが特別仕様となっており、フロントバンパー、フロントフード(粗密な穴が特徴的)、フロントフェンダー、サイドシル、リアフェンダー、トランクリッドにリアバンパーなどがカーボンファイバー製のボディパネルによって構成されています。
リアディフューザーも驚くばかりの巨大なサイズ。
なお、ホイールはマットブラックそしてセンターロック(アストンマーティンにしてはかなり珍しい)。
ボディカラーはスリップストリーム・グリーン、ブレーキキャリパーはイエローといった仕様です。
このアストンマーティンV12ヴァンテージV600ロードスターに搭載されるエンジンは最高出力600psを発揮する6.0リッターV12、トランスミッションは6速マニュアル。
なお、現在のアストンマーティンV12ヴァンテージV600ロードスターのオーナーはこの個体を140万ポンド(2億1300万円)で購入したといい、よって今回の販売価格1億5000万円との差額分だけ損を許容できる人物ということになりそうです。
ただし現在はアストンマーティン含め多くの自動車メーカーがエンジンをターボ化(しかも小排気量化)しており、よってこの「自然吸気V12」エンジンは非常に希少な存在。
よって、今後数年、十数年といったタームで捉えると、このアストンマーティンV12ヴァンテージV600ロードスターは値上がりする可能性が非常に高く、1億5000万円いえども「仕込んでおいて損はない」のかもしれませんね。
アストンマーティンV12ヴァンテージV600ロードスターのインテリアはこうなっている
そしてこちらはアストンマーティンV12ヴァンテージV600ロードスターのインテリア。
ハンドクラフトによるブラックレザーをベースに、イエローのコントラストステッチやトリムを持っています。
さらにはマット仕上げのカーボンファイバーや軽量バケットシートを備えますが、レーシーというよりはアストンマーティンらしい高級感に溢れているようですね。
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参照:Piston Heads