日産が「ニスモ」を強化する、と発表。
現在「ニスモ」はGT-R、フェアレディZ、ノート、ジューク、マーチの5車種(世界では7車種)に設定されていますが、今後これを2025年までに2倍に拡大した意向。
加えて現在では年15,000台の販売台数を10万台にまで増加させたいとしており、となると販売方法含めてかなりな改革を行うことになりそうですね。
この計画に従い、日産ではニスモ仕様モデルを企画する部署を設置し精力的に活動してゆくとのことですが、この部署は「ニスモ専門」となっており、非常に楽しそうな職場となりそうですね。
ニスモ新バリエーション第一弾としてはリーフ、セレナが計画されていると言われるものの、エクストレイルなどSUV、シーマヤフーガ、スカイラインといったセダン(これは受けそう)、もしくはキャラバンに設定してもいいかもしれない(ハイエースのシェアを一部奪えるかも)、と思います。
なお将来的な目標としてはBMW「M」メルセデス・ベンツ「AMG」のようなハイパフォーマンスカーブランドになることだと思われますが、手っ取り早く販売を伸ばし、一台あたりの利益を伸ばす方法としては(新規に車両そのものを開発する必要のない)既存車種のハイパフォーマンス版の販売が効果的と言えそうですね。
現在のところトヨタでは「Gazoo」がこれに相当し、スバルだと「STI」、マツダだと「マツダスピード」がこれに相当すると思われますが、そういえばホンダにはこういったハイパフォーマンスカー、レース活動用のブランドがないなあ、と今更ながら気づきます。
ニスモが独自スポーツカーの開発を示唆。
ニスモの製品ラインアップ責任者がトップギアに語ったところでは、ニスモはまだまだ若いながらも、将来的には独自のネームを掲げた車を作るメーカーになりたい、とのこと。
そうなると将来的にはGT-Rが日産ではなくニスモが開発し発売、といったようなことにもナルかもしれませんね。
なおスバルだとSTIが同様に独自スポーツカーの開発に意欲を見せており、AMGはすでに専用モデル「GT」を発売済み(セダンやコンパクトスポーツの計画もある模様)。
BMWは「M」がありますが、こちらはとくに専用車の開発は目指していないようですね。
ほかアウディの「クワトロ」、トヨタだと「トムス」などがあり、これらも今後独立した動きを見せるのかもしれません。