
Image:NISSAN
| 大胆で遊び心あるエクステリアデザイン |
その内容はクラスをリードするにふさわしく、日産の新時代を象徴する存在となりそうだ
日産自動車株式会社が6代目となる新型マイクラを「2025年後半より欧州市場で電気自動車(EV)として発売する」と発表。※マイクラは日本だとこれまで「マーチ」として販売されており、しかしトヨタ「ヤリス」の例同様、日本発売時には世界統一名称である「マイクラ」として登場する可能性が高い
この新型マイクラは、日産によると「これまで40年以上にわたり日産の代表的なコンパクトカーとして愛されてきたデザインとコンセプトを受け継ぎつつ、ゼロエミッション時代にふさわしい性能と先進技術を搭載しており、環境性能・デザイン性・機能性のすべてを高次元で融合させた次世代BセグメントEV」。
Image:NISSAN
新型日産マイクラはなかなかにインパクトがあるデザインである
新型日産マイクラのデザインはロンドンの「日産デザインヨーロッパ(NDE)」によって主導され、SUVテイストを取り入れた力強いスタイルに洗練されたディテールを融合しており、そうとうにインパクトのあるデザインへと生まれ変わっています。
これまでにも何度かティーザー画像が公開されているものの、そのティーザー画像から予想されるイメージをはるかに超える斬新さを持っており、新世代の日産車として同社復活の狼煙となるのかもしれません。
実際のところ、デザイン責任者ジオバーニ・アローバ氏は、「このマイクラでEV時代の新しい章が始まった」とコメントしています。
Image:NISSAN
新型日産マイクラのエクステリアにおける特徴
- 全グレードに18インチホイールを標準装備
- 個性的なヘッドランプは“ウェルカムウィンク”演出付き
- LEDテールランプは円形のアクセントで華やかさを演出
- 14色の外装カラーとツートンルーフで個性を表現
Image:NISSAN
新型マイクラのインテリア:シンプルで上質な空間
新型マイクラの車内は、日本らしさを織り込んだシンプルで洗練された空間が特徴。
- 10.1インチのドライバーディスプレイ+同サイズのタッチスクリーン
- 富士山モチーフをあしらった収納スペース
- “モダン”、“アウダシアス”、“チル”の3種グレードにより異なるシート仕様を展開
Image:NISSAN
コンパクトなのに広々。日常にフィットする新型マイクラのサイズ感
- 全長4m未満・全幅1.8m未満で都市部でも扱いやすいサイズ
- ホイールベース2.54mにより安定性と室内空間を両立
- トランク容量はコンパクトカー最大級の326L(VDA方式)
Image:NISSAN
新型マイクラは航続距離最大408km。EVとしての実力も十分
新型マイクラは、日常使いに最適な2種類のバッテリー仕様を用意するほか、ヒートポンプを標準装備し、寒冷地での性能も確保。
また、V2L機能により車外への電力供給も可能です。
スペック | 40kWh | 52kWh |
最大出力 | 90kW | 110kW |
最大トルク | 225Nm | 245Nm |
航続距離(社内測定値) | 308km | 408km |
急速充電(15→80%) | 約30分(100kW使用時) |
新型日産マイクラの優れた走行性能と快適性
車重は最大でも1,524kgと非常に軽量で、軽快かつ安定したドライブフィールを実現。
EV専用プラットフォーム「AmpR」の採用により、低重心化・走行安定性の向上を実現しています。
サスペンション形式はフロントに「ストラット式+パッシブダンパー」、リアに「マルチリンク」を採用し、クラス最高レベルの(あるいはクラスを超えた)乗り心地を提供する、とのこと。
Image:NISSAN
Google搭載のNissanConnectでシームレスなコネクティビティ
Googleサービスを活用した「NissanConnect」により、ドライバーのライフスタイルとクルマがスマートにつながることにも言及されており、これによって「スマホアプリで車両の状態確認や遠隔操作」「ナビ、オーディオ、空調、位置情報などの連携をシームレスに行う」ことができるといい、コネクティビティの面においても「新世代の日産車」というにふさわしい内容を持つようですね。
さらに新型マイクラは先進の安全装備もフルに搭載しており、高速道路での運転支援を行う「プロパイロットアシスト」、多数の先進運転支援システム(ADAS)を装備することで”安全・安心のドライブ体験”を提供するとも説明されており、その商品力は非常に高い、と考えられます。
Image:NISSAN
新型マイクラの発売はいつ?
6代目として生まれ変わった新型マイクラは、都市型コンパクトEVとして洗練されたデザインと優れた性能を兼ね備え、さらには日常使いに最適なサイズ感、豊富なバッテリーオプション、先進のコネクティビティと安全性能など、EVに求められるすべてを備えた注目の存在。
2025年後半に欧州市場にて販売開始予定だとされ、日本市場への導入については未定ですが、価格情報含めて今後の展開には注目が集まるところですね。
あわせて読みたい、日産関連投稿
-
-
トヨタが日産を救う?ホンダとの統合破談後、「トヨタが日産に救済の手を差し伸べた」。浮上する新たな提携の可能性とは
| 日産とホンダの統合交渉が破綻、その後の展開は? | 以前、トヨタは「日産のほうからは声がかからなかった」とコメントしているが 2024年末、日産とホンダは統合に向けた協議を開始すると発表しましたが ...
続きを見る
-
-
日産「Re:Nissan」再建計画の全貌:20,000人削減とプラットフォーム半減の真意
| 【冒頭】日産、崖っぷちの再スタート | かつて世界トップクラスの販売台数と技術力を誇った日産。 しかし2025年3月期には約6,700億円の純損失を計上し、来期の業績見通しすら出せない異常事態とな ...
続きを見る
-
-
【新型スカイライン登場へ】日産、再建計画の中で新たな伝説を始動。次期スカイラインは新しい開発プロセスを採用する「最初のモデル」に
Image:NISSAN | 日産、2026年黒字化を目指す大改革を発表 | その詳細は未発表ではあるが、ボクとしては「サーフィンライン」を復活させてほしい 日産自動車は決算内容とともに新たな事業再建 ...
続きを見る
参照:日産