| このジムニー「ライノ・エディション」の高額さはおそらく関税によるものと思われる |
ちなみに「後付けキット」にてライノ・エディションを再現可能
さて、インドでは5ドアバージョンが発売され、予想を遥かに超える受注が集まっていると報じられるスズキ・ジムニー。
このジムニー5ドアはまずインドで発売され、そこからいくつかの国へと販売が拡大されると言われていますが、既存の3ドア版ジムニーの人気も依然として高いままであり、今回は(その3ドア版ジムニーに対し)オーストラリアで発売されたレトロな雰囲気の「ヘリテージ・リミテッド・エディション」に続き、マレーシアでは「ライノ・エディション」が追加されることに。
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ジムニーのトレードマークはサイである
そして今回発表された「ライノ・エディション」の「ライノ」とはライノセラスつまり「サイ」。
そこまで強烈に押し出されているわけではないものの、ジムニーのトレードマークというかイメージキャラクターは「サイ」であり、これは1981年に2代目ジムニー(SJ30系)がデビューした際に採用されています。
その理由としては「サイの持つ鎧のような皮膚は肉食獣の牙や爪を通さず、泥浴を好むことから、泥濘地を突き進むジムニーのイメージ一致するから」だとされ、アクセサリーカタログに記載されているタイヤカバーなどには「サイ」のグラフィックが用いられています。
加えて、スズキ社内、とくにジムニー開発チームの中では、皆が共通で思い描くキャラクターとして「サイ」が認知されているといい、実際にジムニー開発部署内にはサイのぬいぐるみが散乱している、とも報じられていますね。
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スズキ・ジムニー・ライノ・エディションはこんな仕様を持っている
そこで今回のジムニー「ライノ・エディション」につき、ボディカラーはピュアパールホワイト、ボンネットとボディサイドにはレッド、グレー、ブラックのデカールが付与されることとなっていますが、画像ではわからない部分だと、スペアホイールカバーとテールゲートの”Jimny”エンブレムの上にRhinoロゴが追加されている、とのこと。
さらにはクロームミラーキャップ、レトロなヘリテージグリル、アルミスタイルのスキッドプレート、マッドガード、ウィンドディフレクター、ディファレンシャル用保護ケーシングなどが追加されているそうですが、デカールやマッドガード、クロームのドアミラーカバーあたりは日本の純正アクセサリーカタログでも確認可能です。
今回のライノ・エディションにおいては性能向上は行われておらず、搭載される自然吸気1.5リッターエンジンの最高出力は102馬力、最大トルクは130Nmのまま。
ドライブトレーンについても変更はなく、ローレンジシフターとオールグリッププロシステムによる4WDシステムを装備します(トランスミッションは5速マニュアルオンリーとなるようだ)。
なお、このスズキ・ジムニー・ライノ・エディションは「わずか30台」という少量限定モデルであり、価格は174,900マレーシア・リンギット(現在の為替レートでは536万円)となりますが、この価格は日本のジムニーとはかけ離れたもので、おそらくは高額な関税が課されているものと思われます。
ちなみにですが、このジムニー「ライノ・エディション」そのものは30台のみの限定生産となるものの、マレーシアのスズキ輸入代理店であるナザ・イースター・モータース(Naza Easter Motors)によると、ジムニーの既存オーナーに対しても15,000マレーシアリンギットにて”ライノ・エディションにコンバートできる”キットを提供するといい、つまりは限定モデルとしての価値はちょっと薄いのかもしれません(価値を高めるための限定モデルというよりは、お買得モデルという位置づけなのかも)。
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