新型スープラはレースにおいても高い競争力を発揮できそうだ
トヨタがジュネーブ・モーターショーにて公開する「GRスープラGT4コンセプト(GR Supra GT4 Concept)」をオンラインにて先行公開。
これはトヨタGazoo Racing初のグローバルモデル「GRスープラ」をベースに、欧州におけるトヨタのモータースポーツ拠点「Toyota Motorsport GmbH」にて開発したレーシングカーである、と発表されています。
なお、現時点では「コンセプトモデル」にとどまり、しかしトヨタとしては「カスタマーカー」としての可能性を想定。
トヨタは様々なカテゴリ/クラスにスープラのレーシングカーを投入
おそらくは実際に市販されることになると思われますが、このGRスープラGT4コンセプトは「軽量」「低重心」「高剛性」、そしてレースに必要なスペックを持つロールケージ、サスペンション、ブレーキ、リアウイングを装備。
なお、新型スープラは今後様々なカテゴリに参戦する予定で、NASCARエクスフィニティ・クラス、ニュルブルクリンク24時間耐久レース、SUPER GT(GT500)に参戦する、とも発表されています。
こちらは以前に発表されたNASCARバージョン。
今回発表されたGRスープラGT4コンセプトのスペックは全長4460ミリ、全幅1855ミリ、全高1250ミリ、そしてエンジンは3リッター直6ターボ。
なお、GT4クラスはGT3の下位クラスとなり、しかし改造制限がより厳しい(改造範囲が狭い)ためにレーシングカーの車両本体価格自体も比較的安価で(3000万円以下くらい)、これはGT3クラスの車両に比べるとおおよそ60%くらい。
よって多くのプライベーターが参入しており、自動車メーカー側としてもここに照準を合わせたカスタマーカーを多数提供しています(けっこうカスタマーカー販売ビジネスは儲かるらしい)。
主な車両としてはポルシェ・ケイマンGT4、アウディLMS GT4、メルセデスAMG GT4、アバルト124スパイダーGT4、アストンマーティン・ヴァンテージGT4、アルピーヌA110 GT4、マクラーレン570 GT4、シボレー・カマロGT4.R、BMW M4 GT4、フォード・マスタングGT4などが発表されていますね。
VIA:TOYOTA