「スポーツ」「GT」両方のセグメントでニューモデルを発表
フェラーリは新型車「F8トリビュート(トリブート)」を発表したばかりですが、意外と世の中の反応は「静か」。
ちなみに株価も無反応で(むしろ下落した)、世間はこれにどう反応すべきかわからなかったのかもしれません。※フェラーリ・ジャパンもF8 Tributoのプレスリリースを公開
ただ、フェラーリS.p.A.チーフマーケティング&コマーシャルオフィサー であるエンリコ・ガリエラ氏によると、「このF8トリビュートが唯一の新型車だと思わないほうがいい。我々は2019年、あと数台のニューモデルを発表するからだ」とオーストラリアのメディアに対して激白。
もしかするとフェラーリ「初」のSUVは今年発表かも
そして驚くべきことに、その「いくつかのニューモデル」のうちひとつはジュネーブにて公開される可能性があるといいますが、この「ひとつ」がF8 Tributoなのかどうかはわからないようですね(いくらなんでもジュネーブで二台のニューモデルを発表することはないと思われる)。
なお、エンリコ・ガリエラ氏は、フェラーリの限定モデルを「誰に売るべきか」決める権利を持つ人で、山のようにある「購入希望」のほとんどに「NO」を突きつけることから「ドクターNO(もちろん”ドクター・ノオ”とかけている)」の異名をとる人物。
今後発表されるモデルについて、エンリコ・ガリエラ氏はその詳細には触れず、「いくつかは既存モデルの置き換えだが、もちろんいくつかはそうではない」とコメントし、同氏はそれらについて「それぞれGTセグメントとスポーツカーセグメントに属するものだ」とも。
ちなみにフェラーリのいうGTとスポーツカーですが、「GT」は現行ラインナップではポルトフィーノとGTC4ルッソを指し、「スポーツ」は488GTB/488スパイダー、そして812スーパーファストを指しています。
そしてフェラーリは、短期的には販売の40%をGT、50%をスポーツ、残りは限定モデルとする意向であり、ここでニューモデルが「GT」「スポーツ」に属するとなると、今年はそれ以外のセグメントに定義されている”限定”モデルは出ないということにも。※GTの中にはおそらく今後発売されるSUVも含まれる
とにかく「いくつかの」のニューモデルが気になることこの上ないという状況ですが、ひとつは812スーパーファストのオープンモデル、そしてもうひとつはGTC4ルッソ(2016年登場)の後継モデルという可能性も。
エンリコ・ガリエラ氏は「ミドシップモデルに2つのラインを作る」、つまり488(F8 Tributo)の上もしくは下にミドシップスポーツが加わること、「もっと日常的に乗れるフェラーリ」の発売も示唆していて、これを鑑みるにニューモデルは「SUV(プロサングエ)の可能性もあり、とにかく謎は深まるばかりですね。
VIA: WhichCar