| BMWやフェラーリなどで実績のあるチューナーだけに安心のパフォーマンス |
新型トヨタ・スープラのパワーは「カタログ値よりも出ている」ということが明らかになっていますが、今回イギリスのリッチフィールド・モータース(Litchfield Motors)がさらなる手を加え、426馬力にまで出力を向上させるチューニングメニューを公開。
もともとスープラの公称値は「340馬力」なので、恐るべきコストパフォーマンスを誇る製品となりそうです。
ノーマルのスープラはすでに386馬力も出ていた
なお、チューニングに先駆け、ノーマル状態での実力を把握すべく、実際にリッチフィールド・モータースがスープラをシャシーダイナモにてテストしたところ、その出力は386PS。
これはカタログ値の340PSをも超え、北米仕様のBMW Z40 M40iの公称値である「380PS」をも超えるものですね。
なお、BMW Z4 M40iは北米仕様と欧州仕様ととでは出力が異なり、それは「環境規制」のため。
つまり欧州のほうが規制が厳しく、よって欧州仕様は340馬力に制限されるものの、より規制の緩い北米では「380馬力」仕様となっているわけですね。
そして、スープラは欧州仕様のZ4 M40iと同じ出力に合わせられているはずが、実際は北米仕様のZ4 M40iと同じどころか、それ以上の馬力が出ている、ということに。
そこでリッチフィールドモータースは、これをもとにECUチューンを行って420馬力にまで出力を向上させることに成功したと発表していますが、これはOBDポートにプラグを挿すだけの「簡単チューン」。
これは日本車だとさほどメジャーではないものの、欧州車では比較的ポピュラーなチューニングで、安価なものだと数万円程度で販売されているものもあるようです。
なお、今回のリッチフィールド、そして最初にスープラ用のエキゾーストシステムを発表したミルテックはともに「イギリス」。
スープラのチューニングは今のところ「イギリスが最も熱い」ということになりますが、今後も様々なチューニングパーツが出てきそうですね。
さらにリッチフィールドはローダウンスプリング、サスペンションブッシュ、内装用のカーボンパーツの発売を計画しているとのことですが、今後には期待した、と思います。
VIA:Litchfield