| オーストラリアではヘビーデューティー仕様から豪華仕様までのランクルが揃う |
オーストラリア市場のみとなりますが、トヨタの現地法人がランドクルーザーの限定モデル「サハラ・ホライゾン」を発売開始。
これは現地で「GX」「GXL」「VX」「SAHARA(サハラ)」がラインアップされるうちの「サハラ」をベースとしたもので、限定台数400台、車両本体価格約950万円程度に設定されています。
この「サハラ・ホライゾン」はよくある装備を追加しただけの「お買得モデル」ではなく、けっこうな特別感がある仕様。
ここでその内容を見てみましょう。
トヨタ・ランドクルーザー「サハラ・ホライゾン」のエクステリアはこうなっている
まず、このランドクルーザー・サハラ・ホライゾンには専用デザインのダーク(インナー)フィニッシュフロントグリルが装着され、ヘッドライトのハウジングはブラックに、そしてフォグランプサラウンドはスモークに。
なお、ヘッドライト内部がブラックとなることでプロジェクターがより目立つようになり、その表情が大きく変わっていますね。
そのほかはムーンルーフ、18インチホイールも標準にて装着されるそうですが、現地法人は「よりスタイリッシュな」ランドクルーザーとしてこの限定車を仕上げたとしています。
ちなみにオーストラリアではトヨタ/レクサスのスペシャルエディションがチョコチョコと発売されているようで、昨年にはブラックアクセントを付与したレクサスNXの特別モデル「クラフテッド・エディション」が登場したことも。
トヨタ・ランドクルーザー・サハラ・ホライゾンのインテリアはこうなっている
そしてこのランクル・サハラ・ホライゾンの内装に目を移すと、シートはセミアニリンとなり、背もたれには「Land Cruiser」のステッチ入り。
レザー巻きステアリングホイールにはヒーターが内蔵され、ヘッドライナーはブラックに、そして内装各所にはクロームの加飾が付与されています。
そのほか4ゾーン・オートエアコンやベンチレーション付きシート、プレミアムオーディオシステムも装備されるなど「全部入り」状態となっています。
搭載されるエンジンは4.5リッターターボディーゼル、出力は286HP、トランスミッションは6速ATとのこと。
ランドクルーザーは世界で多くの人を助けている
なお、ランドクルーザー開発時には「どんな極限の地だろうと、必ず生きて帰ってくる」をコンセプトの一つに掲げているといい、実際にその性能には折り紙付き。
よって、厳しい自然の中を走らねばならない国では「ヘビーデューティー仕様」のランクルも販売されいます。
たとえばオーストラリアだと、「スチールホイール、シュノーケル」を装備した”GX”なるグレードも。
南アフリカでは70系ランドクルーザーが未だ現役で販売されており、「実用車」として人気を博している状態。
ランドクルーザーに関しては、日本と世界とでは「ちょっと違う」事情があるようですね。
なんと南アフリカでは70系ランドクルーザーが現役で販売されている!さらにインフォテイメントシステム、LED室内灯を装備したニューモデル「ナミブ」を投入
そして北米でもランドクルーザーの限定モデル”ヘリテージ・エディション”が発売されていて、こちらもやはり各部ダーク仕上げ、しかし「レトロ」調エンブレムを持つという変わり種。
トヨタがランドクルーザーに1200台の限定モデル「ヘリテージ・エディション」設定。ダーク仕上げの外装にレトロ調エンブレム
気になる「新型」ランクルは?
そしてやはり気になるのがフルモデルチェンジ版となる新型ランドクルーザー(ランクル300)。
現在のところ具体的な話は聞こえてきませんが、ヘリテージを重視しながらも先進機能満載のオフローダーになる、とも言われていますね。
トヨタ・ランドクルーザーが2020年8月に「ランクル300」へフルモデルチェンジとのウワサ。「一気にテクノロジー満載の先端車へ」もしくは「シンプルなオフローダー」を貫く?