| 内装にはブルーステッチが採用されて特別感を演出 |
スバルBRZがドイツ市場から撤退することになり、その最終モデルとして100台のみ限定の「BRZファイナルエディション」を発表。
これは標準モデルのBRZに比較して70万円ほど高価な490万円ほどに設定され、ボディ・カラーはクリスタルブラックシリカ、もしくはブルーパールの二色。
ホイールはダーク仕上げの17インチ、ブレーキキャリパーはレッド、そしてサスペンションはザックス製という「スペシャルモデルにはお決まり」の装備を持っています。
インテリアは特別仕様
そのほかインテリアだとレザー/アルカンターラ張りのシート(カラーはブルー/ブラック)が採用され、ステアリングホイール、メーターフード、ドアパネル、シフトブーツのステッチにはブルーを採用。
加えてフロアマットには限定モデルであることをあらわすバッジが装着され、7インチサイズの液晶モニタを持つインフォテイメントシステム、6スピーカーオーディオといった装備が与えられるようですね。
なお、エンジンは通常モデルと同じく2リッター4気筒/200馬力を採用し、トランスミッションは6速マニュアルもしくは6速オートマティック(追加費用が必要)が選択可能だとされています。
ざっとこの「スバルBRZ ファイナルエディション」の内容を見ると、インテリアのステッチとシート以外は”装備を充実させたのみ”に見え、けっこう「割高」なようにも。
ドイツ市場からBRZを引き上げる理由は不明ですが、もし「販売不振」だとすると100台を売り切るのはけっこう難しそうにも思えます。
しかしながら、仮に撤退の理由が「排ガス規制」によるものだとすれば、逆にこの100台はけっこう早く販売してしまうのかも。
仮に排ガスがその理由であれば、同じエンジンを積むトヨタ86も撤退となる可能性もありそう。
しかし欧州で導入されている規制(自動車メーカーごとに決められているCO2平均排出量=CAFE)はコンパクトカーを持たないスバルにとってはかなり不利であり、しかし(欧州では)コンパクトカーに強いトヨタにとっては有利に働いていて、よってトヨタは欧州市場から86を引き上げる必要がないとも考えられます。※スバルの場合はBRZがCO2排出平均値を引き上げている可能性もあるものの、トヨタの場合はコンパクトカーが平均CO2排出量を引き下げてくれるので86の環境性能を許容できる
どうなる新型スバルBRZ?
なお、トヨタとスバルは「次期トヨタ86、次期スバルBRZの開発を解した」と発表していますが、発売時期やスペックについては謎のまま。
トヨタが公式に「スバルと共同で次期86/BRZの開発を行う」と発表!トヨタはスバルへの出資比率を20%まで高め、事実上の系列会社に
そしてトヨタ/スバルは次期86/BRZに加え、現行モデルについてもハードコアモデル追加もしくはマイナーチェンジ(フェイスリフト)を考えているようで、ここ最近、何度か「フロントバンパー、フロントバンパー、リアトランク、リアバンパー」が異なるプロトタイプも目撃されています。