| EV市場に出遅れたトヨタにチャンスはあるか |
さて、新型レクサスESのティーザー画像をリリースしたばかりのトヨタですが、今回はやはり上海モーターショーにて発表する電気自動車SUVコンセプトの予告動画を公開。
なお、この新型EVはスバルとの共同開発によるものだと予想されており、となると「中国で発表すると言えど」提携を発表した中国の自動車メーカー、BYDとの共同開発によるEVではない、ということになりますね。
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そのデザインはこれまでのトヨタとは全く異なる
今回のティーザー画像でわかるのはヘッドライトとフロントグリル周辺のみですが、グリルに相当する部分はEVなので「全閉」。
そしておそらくはデイタイムランニングランプと思われるLEDバーが見られ、その下には4つの発光ユニットを持つ「4眼ヘッドライト」も確認可能。
このデザインを見ると今までのトヨタとは全く異なる雰囲気を持つようですが、これが今後のトヨタの方向性を示唆するのか、それともトヨタのエレクトリックモデルに共通するデザインとなるのかは不明です。
プラットフォームはe-TNGA
そしてこれが「トヨタとスバルとの共同開発」モデルであるならば、e-TNGAプラットフォームをベースに設計され、RAVとほぼ同じボディサイズを持ち、日本国内で製造されるものと見られます。
なお、このプラットフォームは「フロントモーター」「リアモーター」「デュアルモーター」いずれにも対応が可能だとされ、今のところこのニューモデルがどういったレイアウトで登場するのかは不明です。
現在中国は「もっとも成長余力が高いEV市場」だと目されており、そしてトヨタも今回のエレクトリックSUVにて「遅ればせながら」本格参入することに(これまでも中国専用EVを発売してはいたが)。
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ただ、EVを発売すれば何でも売れるのかというとそうでもなく、数少ないEV勢の中でもすでに「勝ち組と負け組」が登場しているのが現状です。
トヨタはスバルとの共同開発にて、「C~DセグメントのエレクトリックセダンやSUV」を発売してゆくと発表済みではありますが、その販売動向には注目が集まるところですね。
トヨタの新型電動SUVのティーザー画像はこちら
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参照:Carscoops