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トヨタがテクニカルセンター下山にメディアを招待しツアーを行ったもよう。パドックには「LFAとランボルギーニ」とが並んで置かれ、何かを示唆しているようだ

レクサスLFA

| 両車のボディカラーはともに「イエロー」、隠さずに見せたということはレクサスからのメッセージだとも考えられる |

ただし「ランボルギーニ」の車種は明かされていない

さて、トヨタが30年をかけて建設を進めてきた下山テクニカルセンターの完成が近づいており、いくつかのカーメディアが現地に招待されて施設の紹介や今後の展開について説明を受けたもよう。

ただし厳しい箝口令が敷かれているのか一分情報については「曖昧」なまま公開されていて、しかしそこからいくつかの興味深い事実を読み取ることもでき、ここでそれらの一部を紹介したいと思います。

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レクサスの新車開発は今後トヨタとは独立して行われる

カーメディアを招いてのプレゼンテーションでは「レクサスが今後どのように電動化を進めてゆくか」に時間が割かれたようですが、「今後のレクサス車はこの下山テクニカルセンターにおいて、レクサスによって独自に開発が進められる」ことにも言及されており、つまりこれからのレクサスは「今までのように、トヨタ車を高級に仕立て上げたもの」ではなくなる可能性も。

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TOYOTA

つまりレクサスは独自にクルマを企画し開発してゆくということになり、その独立性を強めるとも考えられますが、実際のところ「ベンチマーク」すべき存在としてイエローのランボルギーニ(車種は明かされていない)がLFAと並べて置かれていたといい、ここからもレクサスの本気が伺えます(これはトヨタ車の領域ではない)。

この下山テクニカルセンターには「ニュルブルクリンクの縮小版」ともいうべきテストコースが設けられていることが知られていて、建物の1階全体が、サーキットのピットとパドックを模したガレージとなっており、そこには40台の車両を収容できるベイがあり、エンジニア、デザイナー、サプライヤーがその場で(プロトタイプ含む)クルマを調整・整備したのち、すぐ外にあるテストコースで車両を走らせることができる構造となっているのだそう。

そしてここに置かれていたのが「レクサスLFAとランボルギーニ」だというので、レクサスのエンジニアや開発スタッフがこれらを比較検討していることは明白だと思います。

レクサスはLFA後継となるスーパースポーツを開発中

なお、レクサスは現在RC後継となるスーパースポーツ(GR GT3の市販バージョンだと見られる)を開発中で、これに積まれるエンジンは新開発のV8ツインターボだと報じられており、一説によるとLFA後継スーパーカーにも同じエンジンが搭載され「LFR」を名乗るとも。※しかしLFR、LFAともに商標が出願されている

レクサスが今になって北米特許庁へ「LFA」の商標を出願。「LFA後継モデル発売の準備」あるいは「単にLFAの名称を保護するため」?
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RC後継そしてこのLFRとはまったく別の存在だとは思われますが、日本のメディア、そして米国のメディアでは報じる内容に相違があり(希望的観測も混じっているのでなおさらである)現在のところ事実はナゾのまま。

トヨタが「GR GT3は2026年からWEC(世界耐久選手権)に参戦する」と認める。それ以前にGR GT3はレクサスRC後継モデルとして市販車が登場する可能性が濃厚に
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ランボルギーニをベンチマークとして使用していることからも(まさかウルスではないと思う)ミドシップレイアウトを採用する可能性が考えられ、しかしLFAでは「操縦安定性の問題から」ミドシップレイアウトを見送ってよりコントローラブルなFRを採用していること、豊田章男会長自身が「楽しい」クルマづくりを目指しているため、(一定以上のスキルがなければ速く走らせることが難しい)ピーキーなミドシップレイアウトではなく、多くの人にとって限界を把握しやすいFRを採用することになると見られています。

ちなみにですが、レクサスは「エレクトリファイド スポーツ コンセプト」を公開しているものの、現在のEVに対する需要減退、そしてソリッドステートバッテリーの実用化の遅れを考慮すると、これはもしかすると「ボツ」となり、やはりLFA後継モデルは(ハイブリッド化されるにしても)高回転型ガソリンエンジンを積む可能性が高く、今後の情報公開に期待がかかります。

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Lexus

レクサスLFA
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参照:Automotive News

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