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フォードがル・マン「ハイパーカークラス」に参戦の意向。現在ジム・ファーリーCEO指揮のもと幅広いモータースポーツに参戦しているだけに可能性は「非常に高い」

フォードがル・マン「ハイパーカークラス」に参戦の意向。現在ジム・ファーリーCEO指揮のもと幅広いモータースポーツに参戦しているだけに可能性は「非常に高い」

Image:Ford Performance

| フォードはこれだけル・マン24時間レース「ハイパーカークラス」が盛り上がっているのを黙ってみていることはできないだろう |

とくにキャデラックの活躍には忸怩たる思いを抱いているはずである

さて、フォードはマスタングGT3にてル・マン 24時間レースに復帰したばかりではあるものの、そのトップカテゴリのLMhにハイブリッドハイパーカーで参戦する計画を練っているとの報道。

現在フォードはジム・ファーリーCEOの指揮のもとモータースポーツへの関与をますます強めており、世界耐久選手権 (WEC))のGT3クラス、WRC、NASCAR、ダカールラリー、オーストラリアのスーパーカーシリーズ、パイクスピーク・ヒルクライム・インターナショナルなどに参戦しています。※レッドブルとのパートナーシップによってF1にも参戦予定

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ル・マン・ハイパーカークラスは現在人気急上昇中

なお、ル・マン「ハイパーカークラス」は現在人気が非常に高まっており、フェラーリ、キャデラック、ポルシェ、BMW、アルピーヌ、ランボルギーニ、トヨタ、プジョーなどが参戦していて、さらにここへアストンマーティンも加わる予定です。

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そしてル・マン24時間レースではフォードのライバルでもあるGM(キャデラック)が目覚ましい活躍を見せており、よってフォードはこれを「黙ってみていることはできない」ということなのだと思われますが、フォード・パフォーマンスでのモータースポーツ部門ディレクター、マーク・ラッシュブルック氏は以下のようにコメントしています。

「モータースポーツは全体的に、世界的に、そしてすべての異なる分野で非常に強力です。しかし、相対的に、この3年間のスポーツカーレースは本当に発展してきたと思います。その理由の多くは世界的な(カテゴリの)収束によるものです。GTEとGT LMはGT3と収束しました。そのため、GTレースに1つの焦点が当てられ、マスタングGT3を持つことの意味を理解するのに役立ちました。プロトタイプでも同じです。しかしLMDhやLMHがまだ共存しているため、多くの点で真の収束には至っていませんが、少なくとも一緒にレースをすることができるので、その収束は素晴らしいもであると考えます。」

つまり、同じ車両で(これまで個別の車両を用意する必要があった)複数のカテゴリで戦えるようになったことがフォードにとって(もちろん他の自動車メーカーにとっても)大きなメリットだと認識されていると考えてよく、よってポルシェやBMW同様に、LMDh規定を活用してル・マンに参戦する可能性が結構高いと考えていいのかも。

なお、参戦するとなると「パートナー」がどこになるのかという興味も湧いてきますが、F1分野にて提携しているレッドブルを選ぶのかもしれませんし、また別のレーシングチームを選択するのかもしれません。

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