レクサスがデトロイトモーターショーにて、LC500の価格を発表。
これによるとアメリカ国内では粗費用抜きで92,000ドル(1080万円くらい)。
スペックとしてはすでに公表されているとおり、5リッターV8エンジン搭載/471馬力発生となっており、すでに言われていた「マセラティ・グラントゥーリズモの興奮をBMW6シリーズの価格で」という通りの価格設定ですね。
なお、レクサスLC500は日本での生産と思われ、よってアメリカでは「輸入車扱い」になる、つまり常識的に考えると「日本での販売よりも高くなるはず」ですが、なぜか通例として日本で生産した日本車であってもアメリカでの販売価格は「日本より安く」なることが多く、これはレクサスLC500も同様で、日本国内価格は下記の通り。
LC500 Lパッケージ 13,000,000円
LC500 Sパッケージ 14,000,000円
LC500h 13,500,000円
LC500h Lパッケージ 13,500,000円
LC500h Sパッケージ 14,500,000円
ただ、これはアメリカで「不当に安く売っている」というわけではなく「為替」の問題が大きいと考えられます。
アメリカへの輸出コストが一台あたり70万円くらいだとするとアメリカでは日本価格+70万円の1370万円くらいが妥当と思われ、「92,000ドルが1370万円に相当するくらいの為替」となると1ドル148円位になってしまうのですが、さすがにこのレートだとエネルギー/カロリーの大半を輸入に頼る日本経済は破綻しそうですね(現在トランプ氏は声高に他国を「為替操作国」としていますが、むしろ不当に通貨が安いのはアメリカの方なのかも)。
なお発売に関して日本では3月、アメリカでは5月とされています。
北米には来年の春にデリバリー予定とされるレクサスLCがなぜかニューヨークで目撃に。
ニューヨークのナンバーを付け、全くカモフラージュのない状態で、しかしレクサスのエンブレムを外した状態での走行です。
エンブレムが付いているのであればカタログやプロモーション動画の撮影なども考えられますが、それにしてもホイールやタイヤも汚れているので撮影では無さそうですね。
なおレクサスLCの価格はメルセデス・ベンツSLと同クラスとされ、およそ1000万円程度となることも明かされており、レクサスによると「LFA以降、レクサスにおける最もダイナミックな車」とのことで、LC500では467馬力を発生する5リッターV8エンジン、10速ATを搭載することも公表されています。
加えてハイブリッドシステム搭載のLC500hでは「マルチステージ・ハイブリッド」を装備。
これはモーターに変速機を取り付けることで従来比で30%のスペック向上を図ったとされ、3.5リッターV6エンジンとの君合わせでシステム合計359馬力を発生する仕様です。
ボディはアルミ製ですが、ルーフやドアパネルの内側などにカーボンファイバーを使用しているとされ、見えない部分にこういった軽量素材をあえて使用するのはちょっとニクイですね。
なおレクサスLCはLF-FCコンセプトの市販モデルですが、コンセプト時代には2メートルほどあった全幅も抑えられ、サイズは4760☓1920☓1345mmとフェラーリ488GTB程度に。
内装はレザーとアルカンタラをふんだんに仕様し、テクノロジーと日本の匠の技が融合したものとされており、内外装ともに高いデザイン性を持つことも特徴。
おそらく実車は相当なインパクトを持つと思われ、登場が非常に楽しみな一台であります。