| ホンダはカフェレーサーが大好き? |
ホンダが「ネオスポーツカフェ・コンセプト(2018年版)」を発表。
実は「ネオスポーツカフェ・コンセプト」と題されたコンセプトバイクは今回で二度目の発表となり、昨年に公開されたネオスポーツカフェはすでにCB1000R、CB300R、CB125Rといったバイクへとそのデザインが落とし込まれて「実現」することに。
ホンダによるとそのデザイン言語は「モダン&ミニマリスト」で、カテゴリとしては「レトロフューチャー」。
ちなみにホンダは「カフェレーサー」に対して強い興味を持っているようで、たびたびこれをモチーフにしたコンセプトバイクを発表していますね。
CB1000Rよりも未来的
デザイン上の特徴は「超ショートなリア」で、縦方向のデュアルマフラーも目を引くところ。
テールランプそしてヘッドライトも「未来」を感じさせるものとなっています。
なお、昨年発表された「ネオスポーツカフェ」のデザインがCB1000Rへと色濃く反映されたように、今年のネオスポーツカフェ・コンセプトのスタイリングはCB650Rへと反映されるのでは、と言われていますね。
タンクの「マット/グロス」の塗り分け、そしてレッドのライン、加えてエンジンの赤いヘッドカバーやサスペンションのスプリングがなかなかナイス。
ヘッドライトが極端に車体側にめり込んでおり、CB1000Rよりも「前傾」イメージが強くなっています。
ライト周辺の処理はネイキッドというよりは「クルーザー」的なイメージも。
メタル調のパーツはCB1000R同様、未来を感じさせるものですね。
ちなみにこちらはすでに発売されているCB1000R(ホンダのサイトはこちら)。
かなりコンセプトモデルに近く、実際に見ると「マジか」と思うくらいカッコいいバイクですが、価格も1,636,200円、とネイキッドの常識を大きく超えた価格設定。
ぼくが「国産でもっともイケてる」と考えるバイクのひとつでもあります。
カフェレーサーって何よ・・・
そこでよく聞く「カフェレーサー」ですが、現代ではカスタムスタイルの一つを指しています。
もとはというと、1960年台にイギリスはロンドンにあるカフェ「エースカフェ(ここまで起源が特定されているのはスゴいな)」に集まるライダーやバイク、そのカスタムを(広義では)指したもので、ひいてはサーキットでストイックに走るよりも、カフェでバイクを自慢しあうことを好んだ人びと、およびそのカスタムを総称するように。
よって、機能優先というよりはオシャレさも重要な要素であり、ホンダだとGBクラブマンやドリームがこういった部類に属し、カワサキだとW800、ヤマハではボルト、海外だとドゥカティ・スクランブラー、BMW R NineTも同じカテゴリ(R NineTはぼくが”世界で”もっともイケてると考えているバイク)。
過去にはスタートアップ企業がホンダのカフェレーサーをモチーフにした電動バイク発売プロジェクトも公開していますね。