■バイク/自転車 ■映画や音楽、本、ゲームについて

ヤマハとネットフリックスが共同制作したバイクアニメ「Tokyo Override」配信開始、そこで登場する「Y/AI」が話題に。バイクとはその人の生きざまであり、存在を定義する乗り物である

ヤマハとネットフリックスが共同制作したバイクアニメ「Tokyo Override」配信開始、そこで登場する「Y/AI」が話題に。バイクとはその人の生きざまであり、存在を定義する乗り物である

Image:YAMAHA

| 舞台は100年後の東京、自動運転と管理社会がテーマの中でバイクの自由さを表現 |

劇中には「富裕層の乗り物」として現代のバイクも登場

さて、バイクとアニメには長い歴史があり、「アキラ」「ドラゴンボール」といった架空の世界のものから「ばくおん!」「ゆるキャン△」「スーパーカブ」といった現実世界を舞台としたものまで多数が存在します(コミックだとバイクが登場する作品はさらに多い)。※アニメとして挙げた例も漫画が原作ではあるが、アニメとして企画されたものだとカップヌードルの広告として製作された「FREEDOM」が印象深い

そこで今回話題となっているのが「ヤマハとネットフリックスが共同にて制作したアニメシリーズ、Tokyo Overrideに登場する未来のバイク、Y/AI(ワイエーアイ)」。

舞台となるのは「100年後の未来の東京」で、劇中ではAIと自分の手動操作とを融合させることにより、ヤマハが目指す「マシンとの一体感」を実現しようとする姿が描かれますが、「YZF-R1」「V-MAX」といった実在のバイクも登場します。

99382_0001-thumb-761x429-258096

Image:YAMAHA

あの「金田バイク」ついに市販。バンコク国際ショーにて実車が公開、劇中同様のピュアエレクトリック、バイクメーカーからの発売だけに期待がかかる【動画】
あの「金田バイク」ついに市販。バンコク国際ショーにて実車が公開、劇中同様のピュアエレクトリック、バイクメーカーからの発売だけに期待がかかる【動画】

| ただし正式にAKIRA版権元からの許諾を受けたものだとは考えにくい | もし版権元のワーナー・ブラザースからの物言いが付けば「販売中止」の可能性も さて、先日はフランスのクリエイティブスタジオが手 ...

続きを見る

Tokyo Overrideには様々な名作へのオマージュも

そしてこのTokyo Overrideには、様々なSF映画に対するオマージュが込められており、「トロン:ライジング」や「ブレードランナー」、「ワイプアウト」のレースシーン、さらには「アイ・ロボット」における自動運転トラックの描写に至るまで。

スクリーンショット 2024-11-26 151532

Image:YAMAHA

なお、劇中では「自動運転が基本」であり、クルマやバス、トラックはすべて自動で走行し、街なかでは信号機はなく、すべてはアルゴリズムによって最適化された流れに従うことに。

yamaha-y-ai-concept

Image:YAMAHA

そしてこのすべての人や物は監視され、追跡され、制御されているという世の中において、富裕層のみが内燃機関を搭載するバイクやバイクを所有しており、ここでに登場するの上述のヤマハYZF-R1、ヤマハV-Max、そして(なぜか)ホンダCB1100 RSなど。

yamaha-y-ai-concept (3)

Image:YAMAHA

これらの「古典的な」バイクは、すべての他の車両が最適化され、電子機器やコンピュータ、アルゴリズムに依存しているのに対し、電子制御がないため、リモートで操作したり、停止させたり、追跡したりすることができず、このアニメの本質はまさにそこにあるわけですが、これはトヨタが公開しているオリジナルアニメ「グリップ(Grip)」に近いテーマなのかもしれません。

yamaha-y-ai-concept (1)

Image:YAMAHA

つまり、このアニメでは「バイクに乗る」、さらに言えば「どんなバイクに乗る」かはその人の生きざま、そして存在に対する答えであり、バイクは自分の一部だということを示しているのだと思われます。

ヤマハとネットフリックスとの共同制作「Tokyo Override」関連動画はこちら

あわせて読みたい、バイク関連投稿

ヤマハが東京オートサロンになかなかファンキーなコンセプトを出展するようだ。ヤマハの発想はいつも面白いが、なかなか結実しないのがちょっと残念
ヤマハが東京オートサロンになかなかファンキーなコンセプトを出展するようだ。ヤマハの発想はいつも面白いが、なかなか結実しないのがちょっと残念

| 一度は「4輪からの撤退」を表明するものの、方針の変更によって4輪コンセプトが増加中 | 中には「是非商品化して欲しい」ものも少なくはない さて、ヤマハが東京オートサロン2024への出展内容を公開。 ...

続きを見る

これまでで最も再現度が高い「金田バイク」登場。アキラの劇中同様ピュアエレクトリック、2万ユーロにて注文受付中
これまでで最も再現度が高い「金田バイク」登場。アキラの劇中同様ピュアエレクトリック、2万ユーロにて注文受付中

| 当初は「ハイブリッド」からスタート、ピュアエレクトリック化にて金田バイクのプロポーションを忠実に再現 | 現在のところ、この金田バイクのスペック詳細は不明である さて、架空のバイク史上もっとも有名 ...

続きを見る

実はクルマよりもバイクで走るほうが好きだ。ホンダX-ADVの購入を検討する

| ホンダX-ADVの購入を検討 | さて、定期的に欲しくなるバイク。 誤解を恐れずに言うならば、単に「走る」という行為においてぼくはクルマよりもバイクのほうが好きだ、と考えています。 クルマに対して ...

続きを見る

参照:YAMAHA

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

-■バイク/自転車, ■映画や音楽、本、ゲームについて
-, , , ,