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| すでにシャオミは30万台を製造できるだけのキャパシティを確保しており、本当にこの目標を達成してしまうかも |
シャオミは短期間で自動車業態における大きな影響力を持つことに
さて、シャオミCEO、Lei Jun(雷軍)氏が2024年の販売状況につき速報として「135,000台以上の車両を納車したこと」を公表し、「2025年の納車目標を30万台に設定した」と発表。
雷軍氏はさらに、シャオミのクルマを購入する顧客の30%が試乗しないままにオンラインで直接注文していることを明らかにしています(シャオミは従来のディーラー方式を使用せず、テスラと同じく顧客に直接車両を販売しているが、ショールームと試乗拠点、直販拠点として中国国内58都市に200店舗を開設したことも伝えている)。
2024 was a vibe! Buckle up for the #2025 ride with us.#XiaomiWrapped2024 pic.twitter.com/IVnKCaFcEf
— Xiaomi (@Xiaomi) December 30, 2024
シャオミの自動車事業は「好調」である
シャオミは2021年3月に自動車事業に進出することを発表し、3年後の2024年3月には同社初の車両であるSU7セダンを発売し、発売から24時間以内にその年の分の在庫が完売するという大きな反響を呼んでいます。
2024年の初期納車目標は100,000台であったものの、生産が順調に進んだため目標を引き上げることとなり、シャオミのEV工場(北京工場)の第一段階では年間15万台、第二段階の拡張後にはさらに15万台を生産可能な状態となり、最終的に年間30万台の生産能力を持つに至ったわけですね。
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シャオミSU7は、テスラ・モデル3のライバルとして位置づけられており、中国では価格が215,900元からスタートし、全長5メートル弱、ホイールベースは3メートルというサイズのセダンで(車体はモデル3よりも大きい)、エントリーモデルはBYD製のLFPバッテリー(容量73.6kWh)を搭載し、CLTC基準で最大700kmの航続距離を実現。
最上級モデルのSU7 Maxは、CATL製の101kWhのNMCバッテリーを搭載しており、最大800kmの航続距離を誇りますが、二つの電動モーターを組み合わせたこのモデルは、合計出力495kW(664馬力)、最大トルク838Nmを発揮することとなり、2024年12月には、(シャオミの)15周年記念特別カラーとして「マゼンタ」が発表されることに。
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さらにシャオミは2025年に2つの新車を発売する予定であり、ひとつはすでに発表済みの「SU7 ウルトラ」。
そしてもうひとつはSUVボディを持つ「YU7」ですが、これらによってシャオミは短期間で自動車市場における大きな影響力を持つこととなり、オンライン販売モデルと直販戦略、さらに優れた技術と性能を備えた車両をもって、特に中国市場での成長を加速させると見込まれています。
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