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シャオミが2024の「上方修正済み」販売計画を実質9ヶ月で達成し13万台を納車。やっぱり2年前には誰もこの快挙を予想しなかっただろう

シャオミが2024の「上方修正済み」販売計画を実質9ヶ月で達成し13万台を納車。やっぱり2年前には誰もこの快挙を予想しなかっただろう

| このままだと本当にシャオミは「世界のトップ5自動車メーカー」に食い込むかもしれない |

あと10年もすれば世界の自動車メーカーの顔ぶれが一気に入れ替わることとなりそうだ

さて、つい1ヶ月前には「累計販売台数10万台を販売した」と発表があったシャオミSU7ですが、なんとその1ヶ月後にはもう13万台を達成し、「今年の年間目標をクリアした」とのこと。

シャオミは11月13日から12月28日までに30,000台以上のSU7を納車し、この期間中、売上が急激に加速したことがわかりますが、この「13万台」というのは非常に印象的な数字です。※シャオミSU7の発売は3月28日

シャオミSU7は発売から今に至るまで「非常に好調」である

なお、シャオミは2022年末に自動車業界への参入を表明し、その際には「世界でTOP5の自動車メーカーになる」と豪語したことも。

この時点では誰もがそのビッグマウスを本気にしていなかったと思われますが、そのわずか1年半後には市販車第一号「SU7」を発売し、27分で5万台の受注を獲得したことが明らかになっています。

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生産初期にこそいくつかの不具合があったものの、その後販売は順調に推移し、特に生産が増強されてからは販売台数が急増し、2024年の目標を100,000台に設定していたところ途中で「13万台」へと上方修正を行い、そして実際にはわずか9ヶ月で13万台を達成しています。

そしてこの目標の達成には、2024年6月から月産20,000台体制に増産体制を整えたことが大きな影響を与えている、とも報じられています(つまり受注は問題ではなく生産能力が問題であった)。

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さらには発売から最初の1ヶ月で10,000台の納車を達成し、その後198日間で90,000台を納車、11月13日には100,000台を突破したことが報じられていますが、12月28日までにはさらに30,000台を納車し、最終的に130,000台に達したわけですね。

なお12月の納車数は16,328台で、これは今年のSU7販売の成果として非常に好調な結果となっています。※多くのEVは発売後にその納車台数が先細りになるが、SU7ではこれが伸びている

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シャオミは今後の「増産」を視野にいいれる

そしてシャオミは2024年末に生産設備を増強しており、これにより、来年以降の販売台数が増加することが期待されていますが、2025年には、新たに2つのモデルを発表する予定であり、1つは三つのモーターを搭載した”ハイパーEV”であるSU7 ウルトラ(セダン)、もう1つはYU7(クロスオーバー)。

これらはシャオミの国内販売をさらに強化するための重要なモデルとなりますが、とくにYU7はSU7よりも多くの台数を納車するものと期待されています。

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