| このままだと本当にシャオミは「世界のトップ5自動車メーカー」に食い込むかもしれない |
あと10年もすれば世界の自動車メーカーの顔ぶれが一気に入れ替わることとなりそうだ
さて、つい1ヶ月前には「累計販売台数10万台を販売した」と発表があったシャオミSU7ですが、なんとその1ヶ月後にはもう13万台を達成し、「今年の年間目標をクリアした」とのこと。
シャオミは11月13日から12月28日までに30,000台以上のSU7を納車し、この期間中、売上が急激に加速したことがわかりますが、この「13万台」というのは非常に印象的な数字です。※シャオミSU7の発売は3月28日
シャオミSU7は発売から今に至るまで「非常に好調」である
なお、シャオミは2022年末に自動車業界への参入を表明し、その際には「世界でTOP5の自動車メーカーになる」と豪語したことも。
この時点では誰もがそのビッグマウスを本気にしていなかったと思われますが、そのわずか1年半後には市販車第一号「SU7」を発売し、27分で5万台の受注を獲得したことが明らかになっています。
-
まだ一台も車を作っていない中国シャオミが「年間1000万台を製造し、世界トップ5の自動車メーカーになる」と宣言!スマホ市場を実際にひっくり返しただけに実現しかねない
| シャオミは昨年9月に自動車関連企業を設立済み、ただしまだ市販モデルの話は出ていない | それでもこの発言を行うということは、相当な自信があるのだと思われる さて、中国の家電メーカー、シャオミ(小米 ...
続きを見る
生産初期にこそいくつかの不具合があったものの、その後販売は順調に推移し、特に生産が増強されてからは販売台数が急増し、2024年の目標を100,000台に設定していたところ途中で「13万台」へと上方修正を行い、そして実際にはわずか9ヶ月で13万台を達成しています。
そしてこの目標の達成には、2024年6月から月産20,000台体制に増産体制を整えたことが大きな影響を与えている、とも報じられています(つまり受注は問題ではなく生産能力が問題であった)。
-
スマホメーカー、シャオミのEV第一号「SU7」ついに発売。受注開始後4分で1万台、27分で5万台の受注を獲得。「価格はテスラの下、機能はテスラの上」が奏功か
| シャオミの参戦によって影響を受けるのはテスラのみではなく、中国の新興EVメーカーも同様である | これでまたいっそう中国におけるEV競争が激化する さて、中国シャオミ(Xiaomi)がついに待望の ...
続きを見る
Recently, Xiaomi SU7 made its way through Madrid in a transparent truck. Seeing the excitement from the community and the support from our partners was quite inspiring. pic.twitter.com/zLL1hwg2x2
— Lei Jun (@leijun) December 25, 2024
さらには発売から最初の1ヶ月で10,000台の納車を達成し、その後198日間で90,000台を納車、11月13日には100,000台を突破したことが報じられていますが、12月28日までにはさらに30,000台を納車し、最終的に130,000台に達したわけですね。
なお12月の納車数は16,328台で、これは今年のSU7販売の成果として非常に好調な結果となっています。※多くのEVは発売後にその納車台数が先細りになるが、SU7ではこれが伸びている
-
テスラに迫るEVの大量受注に成功したシャオミ。テスラよりも新鮮的なギガキャスト技術を取り入れ「76秒で1台」を生産できるシステムを構築
Image:Xiaomi | シャオミはすでに家電分野にて生産管理や品質管理に関するノウハウを構築している | 現在は進行EVメーカーの多くがテスラによって標準化されて技術をもってテスラを追い上げてい ...
続きを見る
シャオミは今後の「増産」を視野にいいれる
そしてシャオミは2024年末に生産設備を増強しており、これにより、来年以降の販売台数が増加することが期待されていますが、2025年には、新たに2つのモデルを発表する予定であり、1つは三つのモーターを搭載した”ハイパーEV”であるSU7 ウルトラ(セダン)、もう1つはYU7(クロスオーバー)。
これらはシャオミの国内販売をさらに強化するための重要なモデルとなりますが、とくにYU7はSU7よりも多くの台数を納車するものと期待されています。
The complete 46-minute documentary of the #XiaomiSU7Ultra prototype’s Nürburgring challenge is now live!
— Xiaomi (@Xiaomi) November 25, 2024
Witness the record-breaking 6′46″874 and the journey behind it.
Learn more: https://t.co/jQQrRKy8k6 pic.twitter.com/NW3KlJfyOC
合わせて読みたい、シャオミ関連投稿
-
シャオミのEV第二弾、「YU7」の情報が公開。一見すると「SU7顔のフェラーリ・プロサングエ」、しかしなかなかのカッコよさ
Image:MIIT | おそらくは高レベルの自動運転技術を備え、高い先進性を誇ることとなるであろう | SU7の人気、そしてシャオミの優れた認知度をもってすれば「確実なヒット」となるであろう さて、 ...
続きを見る
-
シャオミCEOが初のEV「SU7」の生産10万台を記念してSNSへ「テスラCEO風の」投稿。イーロン・マスク、スティーブ・ジョブズは中国の経営者に大人気
| カジュアルな服装、ジーンズ、ラフなジャケット、黒いタートルネックなど両名がビジネス界に与えた影響は大きい | そして世界では「自己流」スタイルを追求するCEOも存在し、今後は中国からも新しい「ビジ ...
続きを見る
-
シャオミが「SU7 ウルトラ」を発表、ニュルを7分以下で走り「最速の4ドアになった」。その価格1750万円、1548馬力、0-100km/h加速1.98秒、最高速350km/hというハイパーカーの領域に
Image:Xiaomi | おまけにシャオミSU7 ウルトラの価格はポルシェ・タイカン ターボGTの半額以下である | さらに中国人の愛国心と相まって、もはや中国内では「ポルシェを買う理由」を見出す ...
続きを見る