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自動車メーカー時価総額ランキング:シャオミが世界3位に浮上、ポルシェは圏外へ。参入からわずか2年弱のシャオミがテスラ、トヨタに続く世界第3位に

自動車メーカー時価総額ランキング:シャオミが世界3位に浮上、ポルシェは圏外へ。参入からわずか2年弱のシャオミがテスラ、トヨタに続く世界第3位に

Image:Xiaomi

| 2025年末時点の自動車業界における時価総額ランキングにおいて、歴史的な地殻変動が起きる |

【この記事の要約】

  • TOP4はテスラ、トヨタ、シャオミ、BYD。特にシャオミがBYDを僅差で上回り3位を維持
  • ポルシェがTOP10から陥落。中国市場での苦戦とEV戦略の遅れが直撃
  • フェラーリはTOP10の中では唯一時価総額を減らし順位を下げたが、利益率は依然として業界最高水準
  • シャオミは2025年に41万台超を納車。2026年には55万台という強気の目標を掲げる
【歴史が動く】シャオミ、EV販売開始からわずか3年で「100万台クラブ」入りへ。2026年の強気な販売目標の意味と意義
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自動車メーカー時価総額 TOP10 ランキング

2025年末の世界自動車メーカー「時価総額」において大きな異変が生じており、まず以下は2025年12月31日の終値ベースでの時価総額ランキング(株価ベース)。

順位変動企業名時価総額 (十億ドル)前年比増減
1テスラ (Tesla)1,495.6+199.3
2トヨタ (Toyota)278.9+16.3
3シャオミ (Xiaomi)131.4+19.4
4BYD (比亜迪)130.2+22.3
5+1GM77.4+18.8
6+2メルセデス・ベンツ67.9+14.3
7+2BMW66.7+16.1
8-3フェラーリ (Ferrari)65.6-11.2
9+1フォルクスワーゲン62.0+14.9
10+3マルチ・スズキ59.3+15.2
Xiaomi (6)

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テスラ
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勝者の分析:なぜシャオミとBYDは強いのか?

シャオミ (Xiaomi):驚異の「スマホ・スピード」

シャオミは自動車事業参入からわずか1年強で41万台以上をデリバリーしており、2026年には「100万台」を目指すという計画を掲げています。

  • エコシステムの勝利: 「人・車・家」を繋ぐ独自のOSと、スマホ譲りの高いソフトウェア技術が若年層を魅了
  • 高い利益率: 2025年第2四半期には売上総利益率26.4%を記録し、テスラを上回る効率性を証明
  • 2026年の展望: レイ・ジュンCEOは2026年に55万台の販売を目標としており、SUV「YU7」のヒットが鍵を握る
Xiaomi (1)

Image:Xiaomi

BYD:販売台数では世界一

時価総額ではシャオミに僅差で敗れたものの実数では圧倒的。

  • 台数トップ: 2025年の年間販売台数は460万台(うちEVは225万台)に達し、テスラ(164万台)を大きく引き離す


敗者の分析:ポルシェとフェラーリの明暗

ポルシェ:TOP10からの転落

2024年まで上位にいたポルシェが10位圏外へ去ったことが今回のトピックで、これは「いままで頼みの綱としていた」中国市場にて神通力を失ったことが最大の原因です。

  • 中国市場の崩壊: かつての最大市場である中国で、現地ブランドとの競争に敗れ売上が激減
  • EVの不振: 電気自動車「タイカン」の需要が期待を下回り、2025年の営業利益は一時99%減という衝撃的な数字を記録
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ポルシェ
2026年のポルシェは「利益99%消滅の2025年」から「聖域なきリストラ」と「超富豪戦略」へ。10年の黄金期を築いた前CEOが去り、マクラーレン出身の新CEOが手腕をふるう

| マクラーレン出身といえど、新CEOはポルシェに在籍していたことも | 【この記事の要約:30秒でわかるポルシェの現在地】 利益激減の衝撃: 2025年第3四半期は赤字。年初9ヶ月の営業利益は前年比 ...

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フェラーリ:時価総額減でも「最強」の理由

時価総額こそ減少したもののTOP10にとどまっており、そしてその内容はポルシェとは対照的です。

  • 希少価値の維持: 2027年まで受注が埋まっており、あえてEV化を急がない「アナログ回帰」戦略が富裕層に支持される
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フェラーリ
フェラーリが示す「揺るぎない成長」の軌跡:2025年Q3決算発表、純利益3.82億ユーロ達成と電動化戦略の全貌とは

| フェラーリの「揺るぎない実行力」が示す絶好調の業績 | 「1台あたり」の利益が大きく向上、収益性に貢献 フェラーリが2025年第3四半期(Q3 2025)の決算を発表し、非常に力強い業績を達成した ...

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結論:2026年は「AIとソフトウェア」の戦いへ

ランキング全体を見ると、中国企業がTOP50のうち19社を占めており(前年の21社からは減少)、TOP5ではなんと2社。

これは市場そして消費者の嗜好が大きく変わり始めたことを示唆しており、「自社特有の武器を持たない」メーカーやブランドがその輝きを失うであろうことをお意味します。

2026年は自動運転レベル3の認可や、AIを搭載したスマートコックピットの完成度が時価総額を左右する最大の指標になる可能性が非常に高く、そして既存自動車メーカーにとっては「どうやって中国市場と向き合うか、どうやって中国の自動車メーカーと戦うか」が鍵となりそうですね。

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参照:CarNewsChina

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