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ヒョンデはまだスーパーカーへの夢を諦めていない?「販売価格が高価になりすぎることが懸念だが、その夢はいまだ潰えたわけではない」

2023/02/20

ヒョンデはまだスーパーカーへの夢を諦めていない?「販売価格が高価になりすぎることが懸念だが、その夢はいまだ潰えたわけではない」

| かつてヒョンデは高性能車事業部を組織し、しかしその後に解散されたと報じられているが |

ただしその後に発表されたコンセプトカーを見ても、スーパーカーに対する夢を諦めたわけではないようだ

さて、韓国ヒョンデは以前より「スーパーカー」に対して強い関心を持っているといい、しかし度重なる「スーパーカー投入を計画中」という報道にもかかわらず、昨年には「そのプロジェクトは中止されることになった」という話も出ています。

ちなみに過去に「ヒョンデのスーパーカー」について語っていたのはBMW M社のボスからヒョンデのハイパフォーマンス部門である「N」部門の管理者へと転職したアルバート・ビアーマン氏で、しかし同氏はN部門の管理者の職を解かれ、現在は同社のアドバイザーへ。

こういった状況を見ても、ヒョンデが現在はスーパースポーツに対してのプライオリティを下げたであろうということがわかります。

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ただしヒョンデいわく「スーパーカーの可能性は潰えていない」

しかしながら、カナダにて開催されたインターナショナル・オートショーにてヒョンデのデザインディレクター、ハク・スー・ハ氏が語ったのが「まだヒョンデにはスーパーカー投入の可能性が残されている」ということ。

これについて同氏は「スーパーカー開発のための努力は続いています。しかし、どの時点で経済的に成り立たせるか、商品企画を行うか、どのドナープラットフォームを使用して市場に投入するか、どのパワートレインなのか、それらはすべて空白、つまり未定です」。

そして「ヒョンデはその空白を埋めるための行動を行っているのか」という質問に対し、ハク・スー・ハ氏は「社内で取り組みが始まっている」とだけ回答ていますが、それがどのようなものであるかについてまでは語らなかったようですね。

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ヒョンデのスーパーカーはどんなクルマに?

現時点ではヒョンデのスーパーカーについては全く情報がなく、しかしヒョンデがミドシップスポーツを開発していたのはよく知られる事実。

これは「RM」プロジェクトとして2014年に開始され、RM14としてスタートした後にRM15、RM17、そして2017年にはRM30と続き、最近だとリマックとの共同開発によるピュアエレクトリック版の「RM20e」も登場しています。

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このほかヒョンデは、2018年には上述のアルバート・ビアーマン氏、同じくBMW M社からトーマス・シュミエラ氏を獲得して高性能事業部を設立し、ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニに対抗しうるスーパーカーの開発を行うとコメントしたことも。

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ただ、そこからは一切具体的な話は聞こえてこず、アルバート・ビアーマンのこれまでの発言からすると、このクルマはヒョンデにとって、ホンダ/アキュラにとってのNSXのような存在になるはずだったといい、パワートレインの最終決定はなされていないものの、ガソリンエンジン、ハイブリッドパワートレイン、水素燃料電池システムなど、あらゆる可能性が検討されていたようですね。

さらに、アルバート・ビアーマン氏は、この車両を「Chairman's Car(チェアマンズ・カー、会長のクルマ)」と呼び、販売価格が15万ドル(約1900万円)以上となる高コストによってプロジェクトに最終的なGOサインが出ないとも語っていて、しかし(コストが高くなる大きな原因である)専用設計のカーボンファイバー製シャーシの採用を諦め、既存車種をベースにすればコストを下げることが可能だとも語っています。

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加えて今回のハク・スー・ハ氏も「価格がネックであることは間違いない」と述べており、「あまりに高くなりすぎて売れないだろう」という(ヒョンデ上層部の)懸念がこのスーパーカーの開発を妨げているのは間違いないものと思われます。

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