
Image:Hyundai
| まさはヒョンデが「EVの認識」をひっくり返す存在になろうとは |
この「インステロイド」コンセプトもまた「新しい世界」を見せてくれるクルマとなりそうだ
アイオニック5 Nを発売することによって「自動車業界でもっとも注目されるメーカー」となったヒョンデ。
その理由としては「どうやっても、楽しくも、刺激的にもならない」いう共通認識があったEVを「やりようによってはアドレナリンが大放出される、魅力あふれるクルマにすることができる」と示したためで、実際のところBMWやランボルギーニはアイオニック 5 Nを肯定する発言を行っています。
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ランボルギーニCEOが「EV開発の際にヒョンデ アイオニック 5 Nのサウンドを参考にした」。いつの間にかアイオニック 5 Nは高性能EVのベンチマークに
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ヒョンデがさらにクレイジーなクルマを発表予定
そして今回ヒョンデは「何やらクレイジー」なクルマを発表することを予告し数枚のティーザー画像を公開しているのですが、このクルマはその名からしてスゴそうな「インステロイド・コンセプト」。
現時点では多くが明かされていないものの、同社のi20 WRCレーシングカーからインスピレーションを受けており、ヒョンデ自身では「ビデオゲームの世界からインスピレーションを受けた」とも。
Image:Hyundai
ティーザー画像を見る限り、ベースとなるのはコンパクトEVの「インスター」で、「インステロイド」という名称は「INSTER」と「STEROID」とを組み合わせた造語であるとも説明しています。
しかしながらこのインステロイドは(通常の)インスターとの共通性はほとんどなく、そのボディワークの大半は新しく作り直され、ラリーカーのようなフレアフェンダーに馬鹿げたほどのサイズを持つリアウイングにエアロディスク、そしてスカスカの内装にロールケージも確認可能。
Image:Hyundai
もちろんパワートレインもまたインスターとはまったく異なるものと思われ、インスターの「113馬力のシングルモーター」ではなく、RN24ローリングラボ、あるいはアイオニック 5 N同様のデュアルモーターが採用されることになるのかもしれません。
ここ数年、ヒョンデは高性能な電動コンセプトカーをいくつか発表し、運転が楽しいクルマを作ろうと本気で取り組んでいること、それを実現できることを世界に示してきましたが、今回の最新プロジェクト「インステロイド」にてそれを再度証明することになりそうですね。
「インステロイドは「自動車のマトリックスにおけるスリリングな『グリッチ』であり、ビデオゲームの最先端の美学と現実世界のエンジニアリングをシームレスに融合させ、デジタルスピードウェイから現れたような車を作り上げました。」
ヒョンデ
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