| ロータス・エキシージ350は何もかもが乗用車離れしている |
さて、ロータス・エキシージの試乗レポート「中編」。
前編ではそのスペックや外装を紹介しましたが、中編ではその内装を紹介。
エキシージはあまりにスパルタンな内装を持っており、フロアがモノコックの構造材であるアルミ「むき出し」であったり、完全に「乗用車とは一線を画した」クルマであることもわかりますね。
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ロータス・エキシージ350のインテリアを見てみよう
ドアを開けるとこんな感じ。
ドアの天地は非常に狭く、開閉した感じから相当に軽いことがわかります。※おそらくオプションのレザーパック装着
サイドシルは異常に高く、分厚い形状(実際は画像よりもずっとデカ厚に見える)。
ドアを開けた瞬間、「え?これに乗るの?これに?」と思ったほどスパルタンなインテリアです。
フロアはアルミむき出し!
内装のカーペットは無い(カーペットは70,200円のオプション)!
センターコンソールのスイッチはこれだけ(オーディオは21,600円のオプション)!
ここまで割り切った量産車は他になく、とにかく内装はスパルタン。
ステリングホイールは小さい!
座面は相当な低さ。
隣に普通のセダンが並んだとしてもSUVのように見えるほど低い着座位置となっています。
ただしエキシージはベルトラインが高いので全く不安はなく、むしろ安心感を覚えるほど。
これが話題のトランスミッション(操作部)。
アウターパネルを廃止することで数百グラムを削った、というアレですね。
見た目は非常に格好良く、これだけで「おお!」と盛り上がるところ。
シフトパターンは文字を削って再現されており、シンプルなだけではなく「かなり手が込んでいる」こともわかります。
手間がかかっているといえばドアロックピンも。
アルミの削り出しですが、こういったところを見てもエキシージはとんでもなくコストのかかった車だということがわかります(レザーもかなりの面積で使用されていて、目に見える部分、手に触れる部分には全く手を抜いていない)。
ヘッドスペースはかなり余裕あり。
シートはかなり「薄い」構造ですが、けっこう座り心地は良く、しかし心地よく体をホールド。
シートの硬さだけでいえば「ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ」の方がずっと硬い、と感じるほどです。
シートとシートの間は「ごくわずか(横に乗る人との距離が短い)」。
全幅1800ミリの車にしては相当に左右シートが接近しているものの、もちろんこれは「ロールセンター適正化」のために重量物を車体中央に集めていることが理由です。
なおシートの調整は「前後のみ」で、上下やリクライニングの調整は不可能。
他の画像はFacebookのアルバム内にて公開中。
続きは後編にて。