■駄文(日々考えること)

誰も語らない真実!ブロガー/ユーチューバーの収入と税金はこう計算する。うまく節税すれば生活がガラっと変わる可能性も

2020/06/23

| 法制度を正しく理解し、適切に活動すれば「好きなことをしてお金を残せる」かも |

さて、今回はブロガーやユーチューバーの収入と税金とについて述べてみたいと思います。

これについては「意外と語られておらず」、疑問に感じている人も多いハズ。

よって、(細かい数字は出せませんが)その考え方などを記載してみます。※収入や状況、税金の理解度については各人各様と思われるので、あくまでも「考え方」だけ

得た収益は申告が必要

なお、ブロガーやユーチューバーとして(アフィリエイトや広告による)収入を得たら、その分は申告が必要。

申告が必要な金額や条件についてはここでは述べませんが、あくまでも「申告が必要な金額を稼いでいる人」に絞って話を勧めたいと思います。

ちなみに税務署には「ネットでお金を稼いでいる人を監視する専門部隊」がいて、ヤフオク!やメルカリの取引履歴、かつ個人の銀行口座も監視されていると考えてよく、申告せずにいると、ある日突然書面にて「税務署からの、インターネット取引に関するお伺い」や届くことに。

それはさておきですが、所得を得る以上は「所得税」を支払う必要があり、これは累進課税によって決められているので、収入に応じた所得税を支払う必要があるわけですね。

これについては動かすことはできず、しかし今回ぼくが語りたいのは「節税(脱税ではない)について」。

経費は所得から圧縮できる

たとえば、ぼくは自動車系ブロガー/ユーチューバーということになりますが、それらブログやユーチューブにアップした動画作成にかかった費用、つまり「収入を得るために使ったお金は全部経費」。

車両購入代金にはじまり高速道路の通行料金、ガソリン代、カスタムや整備費用、カメラなどの撮影機器/PCなど機材の購入費用、はては事務所代わりに使用している自宅の維持にかかる費用(電気や、ガスなどの光熱費)、通信費も経費です。

ただし、その人の生活様式にあわせて「このぶんは経費ではなく、通常の生活費としてカウントすべき」として、税務署が”認めてくれない”ケースもあるものの、その正当性を主張すれば経費として落とせる、と認識しています。

たとえば「フェラーリを買う」というブログを立ち上げ、そのブログにフェラーリを購入するまでの道のりや、購入/納車後の様子、メンテナンス、どこかへ行った記録などを残せば、それら(フェラーリの購入代金や維持コスト)は経費として落ちるわけですね。

極端な話だと、ブログからの広告・アフィリエイト収入が1000万円だとして、フェラーリの購入金額が3000万円だとしたら、3000万円-1000万円で所得は「マイナス2000万円」となり、所得税すら払わなくてもいい、ということに。

腕時計のブログであれば、腕時計を購入する費用は全部経費、ということにもなります。

ただしいくつかの物品は決められた期間で「按分」する必要がある

しかしここで注意が必要なのは、クルマやバイク、一定の額を超えるバッグや腕時計などは、決められた期間によって「按分」する必要があるということ。

自動車の場合は「5年」が耐用年数なので、3000万円のクルマを購入したとしても、これを5年で割ると、1年あたり600万円までしか経費で落とせないということになります。※所得の申告は「年単位」で行う必要がある

経費で落としたクルマは売却金額も「所得」

そしてもう一つ注意が必要なのは、経費で落としたクルマを売ると、その分は所得になる、ということ。

仮に2000万円で売れたとすると、その年の所得が2000万円プラスとなり、2000万円に対して課税された所得税が(翌年の確定申告で)1000万円くらい持っていかれるわけで、「2000万円で売ったのに、1000万円しか手に入らない」という現実があるわけです。

これを回避するには、「耐用年数である5年を過ぎてから売る(課税対象が半減され、2000万円で売れても、1000万円に対してしか課税されない)」等の対策がありますが、これについては別の機会に述べたいと思います。

とにかく、ここでぼくが言いたかったのは、収入が同じであっても、税金に対する知識があれば、「手元に残るお金がずいぶん変わる」ということ。

「所得」の計算方法によって所得税も変わる

なお、専業でブロガー/ユーチューバーとして活動するほか、「副業」としてこれを行う人が多いかと思います。

そういった場合、広告やアフィリエイト収入を「雑所得(本業の所得とは別感情)」とするか、「事業所得(本業の所得と合算)」するかで大きく所得税が変わり、たとえば本業で年収500万円あたっとして、副業の収入を別に申請するメリットとしては、「副業の金額いかんでは、累進課税による所得税率増加を防げる(本業の収入は副業収入の影響を受けない)」。

逆に所得に合算するメリットとしては「副業で赤字を出せば、所得税を払わなくても良くなる」。

つまり、500万円の所得があって、しかしその年に500万円の経費を使用すれば、所得はプラスマイナスゼロとなり、所得税を払わなくても良くなることも。

「信用」を考えると副業がオススメ

そして諸々考えてゆくと、ぼくとしては「本業」を持ちながら副業としてブロガーやユーチューバーとしての活動を行うのがオススメ。

というのも、ブロガー/ユーチューバーの社会的信用はまだまだ低く、効果な買い物をしようとしたときに「ローンが組めない」ば場合が出てくると思います(配偶者に安定した収入があれば、これは問題とならない)。

何でも現金で購入できるほどの広告/アフィリエイト収入を得ている場合は別ですが、人生においては高額ローンを組むケースもいくつかあると思われるので、それに備えて本業を持っておくほうがいい、と思います。

ただ、本業を持っていると時間が自由にならないため、時間を確保する意味では公務員や、一分の保険会社で採用している「籍だけ置いていて歩合制」といった雇用形式が良さそう。

「公務員では稼げない」として一流企業への就職を目指す人がいるかもしれませんが、一流企業に就職すると、副業の活動が制限されたり、拘束時間が長くなったりして副業に注力できない可能性があり、であれば「一定の収入があればいい」と割り切って公務員を選び、自分の時間を作って副業でドカンと稼ぐ、という人生もアリかもしれません。

そうでなくてブロガー/ユーチューバー一本で行く、という場合は早めに「法人化」し、(その法人としての)活動期間を少しでも長くしておき、社会的信用を向上させることを考えておくのもいいかと思います。

他にはこういった節税も

そのほか、iDeCoへの掛け金も所得から圧縮でき、ブロガーやユーチューバー専業であれば様々な経営者向けの基金を利用するのもいい方法。

さらに、アフィリエイトの契約会社に「日本以外の法人」を選べば、「払わなくてもいい税金」が出てくる場合もありますし、青色申告を選ぶと基礎控除額が大きくなるなどのメリットも。

いずれにせよ、お金を稼ぐことのほかにも、節税によって手元に残るお金が大きく変わる可能性があり、そういった「知識」が生活を豊かにしてくれる場合がある、ということを認識しておば、どこかで役に立つかもしれません(うまくやれば、サラリーマンで、食べ物が好きな人の場合、食費が全部”経費”として落ち、所得を圧縮して所得税が下がるかも)。

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