| 以前は「ウブロっぽい」G-STEELも発売 |
「ウブロっぽい」G-SHOCK(Gショック)、”G-STEEL"が人気なカシオ。
これは「よく見ると」違いが大きいものの、サンドイッチ構造、ベゼルのビス、ケースとベルトとの接合部など「印象」がウブロ・ビッグバンとよく似ていて、実際にウブロを使用しているぼくが(他の人が身に着けているG-STEELを見ても)、「おっ、ウブロ」と思ってしまうレベルです。
しかも素材やカラーが「カーボン、シルバー、ゴールド」であり、これはほぼウブロ・ビッグバンとも被るので、なおのことそう思わせるのかもしれません。
8月の最新モデルは「ロイヤルオーク似」
そんなカシオですが、今回八角形(オクタゴン)のベゼルを持つ「GA-2100」シリーズを発売。
パっと見て思うのはやはり「オーデマ・ピゲ・ロイヤルオーク」に似ているということですが、カシオいわく、このGA-2100は「初代モデルである、DW-5000Cに採用されていた八角形を受け継いだ」とのこと。
ただ、DW-5000Cはこういったデザインであり、これをモチーフにした、というのはちょっと無理があるかもしれません。
そしてこちらがオーデマピゲ・ロイヤルオーク(トゥールビヨンですが)。
よく見ると両者は違うようにも見えますが、やはり印象はよく似ていて、そして何よりロイヤルオーク最大の特徴である「オクタゴン」が共通しているのは疑いようがないところ。
もし今後、「フルメタルG」にてこのGA-2100のデザインが再現され、かつベゼルにビスが採用されるとなると、かなり雰囲気が近くなるのかもしれません。
ただ、ぼくは「似ているからどう」と考えているわけではなく、ウブロとG-SHOCK、ウブロとオーデマピゲではあまりに価格帯と客層が離れているため、べつにどうということはないんじゃないか、とも考えています。
加えて、国外にて開催される腕時計の見本市を訪問すると、「オーデマ・ピゲと、ベル&ロスっぽい」腕時計ばかりが並べられ(ウブロはあまり真似されてない)、この2つのブランドが腕時計業界に与えた衝撃は相当に大きいということもわかりますし、その衝撃度の大きさを考えると、こういった業界の風潮も「理解できる」と思うのですね(次は、ベル&ロスっぽいG-SHOCKが登場するかもしれない)。※ぼく自身、G-SHOCKを高く評価していて、けっこうな本数を持っている
なお、今回のGA-2100系のバリエーションは3種類で、機能はどれも同じで「色違い」。
GA-2100-1A1JF(オールブラック)、GA-2100-1AJF(ブラックにシルバー針/グレーインデックス)、GA-2100-4AJF(オールレッド)の3つ。
価格はいずれも13,500円(税抜)で、価格から推測できる通り、電波やソーラーも持たないシンプルな腕時計です。
ただし、カシオが新しく開発し、積極採用を進める耐衝撃構造「カーボンコアガード」を採用しており、コストパフォーマンスの高い一本だと言えそうですね。