| 新車を売る以外に、すでに買ってくれたユーザーを大事にすることも自動車メーカーの大事な仕事だと思う |
ランドローバーはもうじき「新型ディフェンダー」を発表することになりますが、それを目前に「従来型ディフェンダー」向けの「サスペンションアップグレードキット」、「ハンドリングアップグレードキット」「ディフェンダークラシック・ワークスアップグレードキット」を発売。
これはランドローバー車のレストア等を行う「ランドローバークラシック」部門から登場するもので、1994年から2016年に製造されたディフェンダー90、ディフェンダー110に対応可能だそう。
もっともハードコアなディフェンダー、「ワークスV8」と同一スペックに
サスペンションアップグレードキットは「ディフェンダーの70周年記念モデル」、”ディフェンダー・ワークスV8”にインスパイアされたもので、ホイールに加えてコイルスプリング、ダンパー、ブッシュ、スタビライザーが含まれます。
そしてハンドリングアップグレードキットもまた、ディフェンダー・ワークスV8と同一スペックのブレーキディスク、ブレーキパッド、ブレーキキャリパーがセットになっている、とのこと。
そしてディフェンダー・クラシックワークス・アップグレードキットは「サスペンションアップグレードキット」「ハンドリングアップグレードキット」に加えてハイパフォーマンスタイヤ、エンジンチューニングキットが含まれ、たとえば2012年モデルの2.2リッターTDCiエンジンだと39HP出力が向上して159HPに。
これを装着すると専用のバッジが付与され、証明書の発行、ランドローバー・クラシックでの納車等がついてくるようですね。
現在のところこれらキットの価格は不明ですが、ジャガー・ランドローバーは歴史が長い会社だけに、これまで送り出したクルマの数も多く、かつ趣味性も高いので大事に乗っているオーナーも多いようです。
そういったオーナー向けに、安心して乗れるよう、パーツの供給はもちろんですが、レストアサービスや現代風のアップデート等の対応を行ってくれるのはありがたいところ。
こういった対応があれば、オーナーも「より長く乗ろう」と思うようになってブランドへのロイヤルティも増し、さらにブランド価値が高まることになりそうですね