| 加えて、同じシリーズにステンレススティールモデルを持つモデルは”強い”ようだ |
さて、ロレックスのスポーツモデル「貴金属系」の相場。
今月はコスモグラフデイトナのコンビ(ロレゾール)、ヨットマスターが直近1年での最高値を更新しています。
ただ、モデルによって「上がったもの」「そうでないもの」があり、傾向を見てゆくと、一般には「同じシリーズにステンレススティールモデルが存在する」モデル、たとえばデイトナやサブマリーナはけっこう強い相場を形成しており、これはやはりステンレスモデルに引っ張られているからなのかもしれません。
一方で、ステンレススティールモデルが存在しない、貴金属径専用モデルの「ヨットマスター」「ヨットマスターII」「スカイドゥエラー」の値動きは今ひとつ。
さらに、「ゴールド」モデルはもともとの価格が高いせいかドカンと値上がりすることはなく、「300万円」というラインが一つの心理的抵抗線のように思えます。
つまりは300万円を超えるのはなかなか難しいということですが、この価格であればオーデマピゲやウブロを買うという人が出てくるのだと思われ、一気に「動きにくく」なるのだと思われます。
コスモグラフ デイトナ 116503
ステンレススティールモデルのデイトナが6月後半に安定化したのに対し、6月後半から逆に価格を上げているのがコンビモデルのデイトナ。
なお、7月2日時点でこの1年の最高値を記録しています。
6月はじめの平均相場:2,210,633円
7月はじめの平均相場:2,273,400円
7月の中古最安:-円
ここ1年のピーク相場:2,273,400円(2020/7/2)
ここ一年のボトム相場:1,987,099円(2019/9/9)
定価:1,842,500円
コスモグラフ デイトナ 116518LN
6月に入って大きく価格が上がったものの、その後ちょっと下がってしまったデイトナのゴールドモデル。
金相場に連動する形でこのまま上昇するかと思いきや上値の重い展開を見せ、高値更新はまだまだ先、といった感じですね。
6月はじめの平均相場:3,785,400円
7月はじめの平均相場:3,831,750円
7月の中古最安:-円
ここ1年のピーク相場:4,018,750円(2020/2/3)
ここ一年のボトム相場:3,505,812円(2019/9/16)
定価:3,007,400円
ヨットマスターⅡ(116680)
なぜかはわからないものの、6月に入って「異常」な値上がりを見せるヨットマスターII。
もうちょっとでここ1年の最高値を記録しそうな勢いですが、これまでもヨットマスターIIは継続してゆっくりと値を上げており、今後もこのトレンドは続きそうです。
6月はじめの平均相場:1,889,950円
7月はじめの平均相場:1,979,400円
7月の中古最安:-円
ここ1年のピーク相場:1,995,720円(2019/6/3)
ここ一年のボトム相場:1,848,000円(2019/9/23)
定価:1,975,600円
サブマリーナデイト 116613LB
先月に続いて値上がりの続くサブマリーナのコンビモデル。
6月に入ってからも順調に価格を戻し、最高値挑戦まであと10万円くらい。
デイトナのコンビは「ステンレスモデルを買えなかったから仕方なくコンビを買った」感がアリアリですが、サブマリーナの場合は、ステンレスモデルにはないブルーの文字盤を持つということもあり、このモデルを身に着けていても「好きでこの腕時計を買った」という雰囲気を演出でき、なかなかにいい選択肢だと考えています。
6月はじめの平均相場:1,650,577円
7月はじめの平均相場:1,698,088円
7月の中古最安:1,398,000円
ここ1年のピーク相場:1,766,889円(2020/2/24)
ここ一年のボトム相場:1,515,432円(2019/9/9)
定価:1,487,200円
ヨットマスター 126622
これまであまり上がらなかったものの、6月に入って上昇に転じたヨットマスター。
7月はじめの価格はここ1年での最高値となっており、今後に期待が持てる一方、ドバイでは「どのロレックス正規販売店でもほぼ在庫がある」状態となっているのは気になるところ。
6月はじめの平均相場:1,470,712円
7月はじめの平均相場:1,573,133円
7月の中古最安:-円
ここ1年のピーク相場:1,573,133円(2020/7/2)
ここ一年のボトム相場:1,470,543円(2020/4/2)
定価:1,265,000円
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【動画】ドバイ中の正規店にて「ロレックス マラソン」!果たしてデイトナ、サブマリーナなどステンレスのスポーツモデルは買えるのか?
| ヨットマスター、スカイドゥエラーの在庫はほぼどのショップにもあるようだ | さて、ドバイのロレックス正規販売店「全て」を回ってステンレス製のスポーツモデルをゲットしようとしたユーチューバーが登場。 ...
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ヨットマスター 126655(ヨットマスター40)
グラフを見ると突如価格が跳ねていますが、これはおそらく「もともとの取引本数が少ないところに、高い値をつけた販売店が出てきた」からかもしれません。
もうちょっと上がってもいいんじゃないかと思いますが、ゴールドデイトナ同様、上値が重い展開です。
6月はじめの平均相場:2,968,233円
7月はじめの平均相場:3,183,750円
7月の中古最安:-円
ここ1年のピーク相場:3,298,801円(2019/11/4)
ここ一年のボトム相場:2,926,233円(2020/4/2)
定価:2,886,400円
デイトジャスト 126234
まだまだ定価を超えているものの、おそらくこれ以上は上がらないだろうと思われるデイトジャスト。
取引本数が極端に少ないのか、ここ最近は値動きがないようです。
こちらもドバイでは「たくさん在庫が報告されている」モデルですね。
6月はじめの平均相場:998,701円
7月はじめの平均相場:999,900円
7月の中古最安:-円
ここ1年のピーク相場:1,019,900円(2020/2/22)
ここ一年のボトム相場:998,701円(2020/6/2)
定価:898,700円
スカイドゥエラー 326934
先月に引き続き、「上がりそうで上がらない」スカイドゥエラー。
それでも定価に比較すると100万円以上のプレミア価格となっており、よくよく考えるとこの「100万円」というのはハルク(グリーンサブ)やバットマン(GMTマスターII)よりも大きく、デイトナ(116500LN)に次ぐ”ロレックス2番め”だと思われます。
ただ、不思議なのは、これもドバイのロレックス正規販売店にけっこう在庫があるということで、ドバイで購入してきて日本で売れば、旅費くらいは賄えるかもしれませんね。
6月はじめの平均相場:2,594,400円
7月はじめの平均相場:2,611,700円
7月の中古最安:2,528,000円
ここ1年のピーク相場:2,749,949円(2019/12/12)
ここ一年のボトム相場:2,529,975円(2019/9/29)
定価:1,564,200円