| ゴールドのインデックス、ハンズ(針)がなんともオシャレ |
さて、これまでロレックス・デイトナやサブマリーナーのカスタムを披露してきたアルチザン・ドゥ・ジュネーブ。
腕時計ショップではなく個人所有の腕時計をカスタムする工房という位置づけですが、今回は珍しくパテックフィリップのカスタム”プロジェクト・パール”を公開しています。
もともとはコレクターからの依頼にて行ったカスタムではあるものの、同様のカスタムをいくつか作る用意があり、今のところだとまだオーダーを受けてくれるようですね。
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パテック・フィリップのカスタムはこういった仕様を持っている
そこでこのパテックフィリップのカスタムについて紹介したいと思いますが、ベースとなるのはステンレススティールモデルのノーチラス(5711/1A-010)。
まずケースについては純正を活かしつつ、ベゼルは鍛造(フォージド)カーボン製へ。
ダイヤルについては得意の「スケルトン」カスタムが行われ、アワーマーカー(インデックス)はバーからドットと楕円へ。
針は先端や付け根の近くにはちょっとだけ角が付けられてローズゴールドへ。
ムーブメント(26−330SC)については「スケルトンダイヤル化に」ともない、鑑賞に耐えうるように加工そしてポリッシュが施されることに。
ムーブメントの一部はフォージドカーボン製のベゼルと色調をあわせるためか、文字盤ともどもダーク系へとトーンが変更されていますが、それがまたゴールドのアワーマーカー、針を引き立てているようですね。
なお、このカスタムを依頼したコレクターは「息子に引き継ぐため」に特別なノーチラスを作ろうと思いアルティザン・ドゥ・ジュネーブにコンタクトを取ったそうですが、構想から完成に至るまでには3年を要したとのこと。
ケース裏面はラグに部分までもがサンドブラスト加工。
これはアルティザン・ドゥ・ジュネーブの得意技ですね。
ケースバックにはエンボス加工にて「ARTISANS DE GENEVE」の文字が再現されています。
「THE PEARL PROJECT」の文字も彫られていますが、この美しいエッジを見ても、いかに高い技術を持って加工されているかがわかります。
ブラシ仕上げ部分とポリッシュ部分については純正を踏襲している模様(これまでに公開されたカスタムでは、ポリッシュ部分をブラシ仕上げに、ブラシ仕上げ部分をポリッシュに、といったカスタムも多かった)。
このフォージドカーボンベゼルはなかなかに新鮮で、ぜひ純正でも採用して欲しいものですね。
パテックフィリップ・ノーチラスのカスタム「プロジェクト・パール」を紹介する動画はこちら
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