>ジャガー

ジャガーが「1950年代のル・マンで活躍した」Cタイプの復刻を行なうと発表!わずか8台のみの限定生産、価格は推して知るべし

2021/02/01

ジャガーC-Type(継続生産モデル)

| 今や復刻ビジネスは自動車メーカーの大きな収入源に |

さて、ジャガーが「C-Type」の復刻を行なうと発表。

ジャガーはこれまでにも「XKSS」「D-Type」を復刻しており、それに続くシリーズということになりそうです。

なお、XKSSについては「1954年に25台を作るはずだったものの、工場の火事によって16台しか製造されなかった」という事情を反映し、残る9台を60年以上経過した後に”継続生産”したということで話題を呼びましたが、その後アストンマーティン、ベントレー等がこぞって復刻に走っているという状況でもあり、現在の自動車業界におけるひとつの「定番」となりつつあるようですね。

ジャガーが1957年当時「作り残した」25台のD-Typeを生産すると発表。当時の技術と製法で正確に再現

| ジャガーがXKSSに続きD-Typeも追加生産 | ジャガーがル・マンで活躍したD-Type(Dタイプ)を当時のスペックのまま25台のみ作る、と発表。 2014年にも「1954年に25台を作るはず ...

続きを見る

ジャガーCタイプはこんなクルマ

そこで今回のジャガーCタイプですが、1951年、1953年のル・マン24時間レースで優勝したことでも(そしてサー・スターリング・モスがドライブしたことでも)知られるレーシングカー。

当時53台が製造され、そのうち43台が顧客に販売されています。

ベースは1948年に発表されたジャガーXK120、エンジンは3.4リッター直6(200-210PS)、トランスミッションは4速マニュアル。

空力にこだわって製作されたことが特徴で、極力段差を抑えたボディパネル、ボディと一体化したグリルやヘッドライトが印象的。

ボディサイズは全長3,990ミリ、全幅1,640ミリ、全高980ミリ、車体重量は939kgという記録が残ります。

jaguar-c-type (6)

復刻版ジャガーC-Typeはわずか8台のみの限定生産

このジャガーCタイプを生産するのはもちろんジャガーのクラシック車担当部門「ジャガー・クラシック」ですが、ボディカラーは4色、インテリアカラーは8色が選択できる、とのこと。

加えて、FIAの開催するヒストリックカーレースに参戦できるよう、規定に沿ったハーネスやロールバーの装着も可能だそうです。

jaguar-c-type (2)

おそらく製造については、XKSSやD-type製造のときに用意した「当時の治具」を使用して手作業にて行なうことになるものと思われますが、これまたトンデモナイ価格となりそうですね(それでも瞬時にして完売する、もしくは完売しているのだと思われる)。

jaguar-c-type (5)

公道走行が可能かどうかは公表されていないものの、現代の法規に適合するとは思えず、よって「競技専用」もしくは「完全なるコレクターズアイテム」ということになりそうです。

jaguar-c-type (3)

なお、当時の「ジャガー」のマークは現代とはちょっと異なるようで、なんとなく人面っぽくも見えます。

jaguar-c-type (4)

合わせて読みたい、ジャガー関連投稿

ジャガーが完全復元されたE-Typeを公開。「リボーン」プロジェクトにて限定10台をレストア

| ジャガーはクラシックカーの”復刻”に積極的 | ジャガー・ランドローバーは現在レストアに注力しており、旧車を完全レストアして新車のコンディションに蘇らせる「リボーン」プロジェクトを開始。すでにこれ ...

続きを見る

ジャガーが「昔のクルマになじむ」よう、最新テクノロジーを駆使した”レトロな”インフォテイメントシステム発売

| クラシックなクルマ向けのクラシックなインフォテイメントシステム | ジャガー・ランドローバーが、自社のクラシックモデルの内装にマッチするようなオーディオ/カーナビゲーションシステムを発表。 ジャガ ...

続きを見る

ジャガーが英人気モデルのために1956年製「XJ120」をカスタム。出力向上、高速走行に耐えるほか、内装はヴィンテージレザーでドレスアップ

| モデルならではセンスで内外装をオシャレに変更 | ジャガーが1948年から1954年にかけて製造していた「XK120」をレストアして公開。すでに70年が経過するクルマとなりますが、これはエンジン型 ...

続きを見る

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Cirqua_Recommend / 1845256

->ジャガー
-, , , , ,