| こういった内装であれば、電気自動車や自動運転車でも「楽しい」かもしれない |
レクサスは今後ブランドが進む方向性とともに新型コンセプトカー「LF-Zエレクトリファイド」を発表しています。
ただ、レクサスのクルマというと「快適性は高いものの、おそろくしく退屈なクルマ」という印象が多少なりともあり、レクサスもそれを知っているのか、これまでにも様々なアーティスト、ミュージシャンとのコラボレーションにて様々な車種にて、様々な作品を公開しています。
今回はアーティストデザイナー3名とのコラボレーション
そして今回レクサスは、シューズデザイナーを務めるサレヘ・バンバリー(Salehe Bembury)、デジタルアーティストのオンドレ・ズンカ(Ondrej Zunka)、日本のファッションブランドであるエンダースキーマ(Hender Scheme)という3者とのコラボレーションを発表。
まずこちらはサレヘ・バンバリーの作品ですが、ウッドやコルク、石材など「自然由来の」ものを使用したことが特徴。
砂岩の風景や自然の色調からインスピレーションを受けたといい、杉やコルク、花崗岩を使用するという想定です。
同氏は「機械と自然がシームレスに融合したようなクルマにしたい」と述べており、「機械の機能と自然の恩恵を等しく利用して乗客を運び、目的地までの家庭によって何かを育む」とも。
スニーカーデザイナーの考えたレクサスLF-Zのシート素材はシリコン
そしてオンドレ・ズンカの作品はさすがに現代アートの旗手らしくポップな仕上がりに。
同氏は「私の仕事は現実を超えたところにあるため、デザインを既存の素材に限定したくなかった」、そして「シートには、シリコンのようなスマートな素材を想定しており、この柔らかい半透明の素材は、乗員の体を包み込み、オーダーメイド感を演出し、非常に快適な座り心地を提供する」。
なお、いくつかカラーバリエーションが考えられているようですが、素材がシリコンだけに「透過光」を使用し、そのイメージを変えているのかもしれませんね。
時間の経過とともに変化が楽しめるヌメ革を採用
最後はエンダースキーマによってカスタムされたレクサスLF-Z エレクトリファイドのインテリア。
一見するとアイボリーの布のように見えますが、これは「ヌメ革」を想定しているといい、時間の経過とともに、また摩擦や日焼けによって色が変わってゆき、それぞれのクルマ固有の表情を持つようにという配慮なのだそう。
「時間の経過やドライバーとクルマの関係を反映した」デザインだと紹介されていますが、たしかに総ブランドの製品には、こういったヌメ革のパーツが多々用いられているようですね。
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参照:salehebembury, ondrejzunka, Hender Schme