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「ブルー」「グリーン」あたりはけっこう珍しい
さて、昨年クラウドファンディング「Makuake」に登場し、目標金額の2911%という圧倒的な数字で終了したドイツ製腕時計「デトマソ」。
ドイツなのにデトマソとはこれいかにという感じですが、もともとこのデトマソは「イタリアへの憧憬を背景としてドイツで誕生した腕時計ブランド」だそうで、コンセプトは”ヴィンテージカーに乗ってのイタリア旅行”。
デザイナーはイタリア人、そしてパーツのいくつかはイタリア製で、組み立てがドイツにて行われている、とのこと。
以前に紹介した「ツェッペリン」しかり、ドイツにはけっこう面白いコンセプトを持つ腕時計メーカーがいくつか存在するようですね。
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デトマソ・ソルパッソ・コローレはこんな腕時計
今回Makuakeに登場したのは、デトマソの新作「ソルパッソ」限定モデル(いずれも3万9603円)。
「ソルパッソ」とはイタリア語で「追い抜き」を意味すると紹介されており、ロッソ(レッド)、ブリュウ(ブルー)、ジアッロ(イエロー)、ヴェルデ(グリーン)各30本のみが販売されます。
なお、この「ソルパッソ・コローレ」は、「ソルパッソ」の限定カラーという位置づけで、世界限定にて各色999本が製造されている(そのうちの30×4=120本が日本へ)とのこと。
裏蓋にはこんな感じでシリアルナンバーが刻印されているようですね。
そしてデザインにあたってはヴィンテージカーのバンパーやスピードメーター、燃料キャップ等からインスピレーションを受けており、たとえばラグ部分では「バンパー」をモチーフとしたデザインが採用されているのだそう。
上述の通りデザイナーはイタリア人、そしてパーツのいくつかはイタリア製、さらに組み立てはドイツという、なかなかない組み合わせ。
デトマソによれば、イタリアの工芸家(アルティジャーノ)とドイツの職人(マイスター)との融合だと自社の腕時計を評しています。
デトマソ・ソルパッソ・コローレ ブリュウ
こちらはソルパッソ・コローレ”ブルー”。
イタリアの空や青の洞窟などをイメージしたといい、そのまんま文字盤はブルー。
ケースとブレスレットにはダークブルーIPがほどこされていますが、「ダークブルーIPに青文字盤」というのはなかなかに珍しい組合わせだと思います。
デトマソ・ソルパッソ・コローレ ロッソ
こちらは「レッド」。
フィレンツェの赤屋根やトマト、フェラーリをイメージしています(レッドの文字盤にイエローの針がフェラーリ的)。
ケース、そしてブレスレットは鏡面仕上げのステンレス。
デトマソ・ソルパッソ・コローレ ヴェルデ
こちらはグリーン版のソルパッソ・コローレ。
ドロミテ街道、トスカーナ地方の丘稜、ジェノヴァのオリエンタール市場などをイメージした一本です。
ケース、ブレスレットはブラックIPのように見えますね。
デトマソ・ソルパッソ・コローレ ジャロ
こちらはミモザの花やレモン、黄色いズッキーニなどをイメージ。
ちなみにイタリアでは、このイエローの人気が一番高いのだそう。
なお、このモデルのみケースと風防との間にブルー(針と色調がマッチ)のアクセントが入っており、ちょっとイメージが異なります(やはり、今回の4モデルの中ではこのイエローが一番だと思う)。
そのほか、デトマソ・ソルパッソ・コローレにはこんな特徴がある
ブレスレットはスライドレバーを採用し簡単に取り外して交換することができる「エクスチェンジャブル」。
メッシュ状のミラネーゼブレスを採用しており、いまぼくが最も注目するブレスレットでもあります(カジュアルな服装であっても、ミラネーゼブレス採用の腕時計を身につけると、一気に上品な雰囲気になる)。
ケースやブレスレットはいずれも316外科用ステンレス、ケースサイズは42ミリ、厚さは12ミリ。
風防にはサファイアクリスタルを採用し、ムーブメントはミヨタ製6S21(クロノグラフ)。
日本ではまったくといっていいほど知名度のないブランドですが、20年も腕時計を作っているので、イタリアではそれなりのポジションを築いていると考えてよさそうですね。
なお、日本での輸入代理店は株式会社モントルロロイで、2年間の保証がつく、とのこと。
デトマソ製腕時計のコンセプト動画はこちら
参照:Makuake