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メルセデスAMG GTシリーズが一気にフェイスリフト。やっぱりクラシックなホイールが登場

2018/11/30

| メルセデスAMGシリーズが一気にリフレッシュ |

メルセデス・ベンツはAMG GT R Proの発表にあわせて「AMG GTファミリー」のリニューアルを発表。
対象は「AMG GT」「AMG GT S」「AMG GT C」のクーペとロードスター、そして「AMG GT R」。

エンジン出力はAMG GTが476馬力、AMG GT Sでは522馬力、AMG GT Cだと557馬力、トップレンジのAMG GT Rでは585馬力だとアナウンスされており、つまり「これまでと一緒」。
では、AMG GT系のフェイスリフトモデルはどう変わったのかを見てみましょう。

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メルセデスAMG GT系はこう変わった

今回のAMG GT系のフェイスリフト関し、エクステリアだとAMG GT 4ドアクーペに採用されているデザインが与えられ、ヘッドライト、フロントバンパー下部のエアインテーク、リアだとテールパイプやその周辺の処理などのAMG GT 4ドアクーペの影響が見られるように思います。

なお、「4本出し」テールパイプを持つのはベースグレードの「AMG GT」。

AMG GT Cになると「台形エキゾーストパイプ左右各二本出し」。

トップレンジのAMG GT Rになると、センターに加えてディフューザー内側に仕込まれた「左右」から、つまり3箇所から排気されることになります。

出力は上述のとおり変化はなく、パフォーマンスもこれまで同様。
0-100キロ加速だとAMG GTが4秒、AMG GT Sが3.8秒、AMG GT Cが3.7秒、AMG GT Rが3.6秒。
なおGT/GT S/GT Cにおいてはクーペ/ロードスターともにタイムが同一です。

一方で最高速だとAMG GTのクーペでは時速304キロですがロードスターでは時速302キロ。
AMG GT Sだとクーペで310km/h、ロードスターが308km/h、AMG GT Cではくーぺが317km/h、ロードスターが316km/h、AMG GT Rだと318km/hといった感じで、オープンモデルのほうがちょっとづつトップスピードが劣ることに。

そして新しいドライブモード「AMG DYMANICS」も搭載され、これは「Slippery(スリップリー)」「Comfort(コンフォート)」「Sport(スポーツ)」「Sport Plus(スポーツプラス)」「Race(レース)」「Indivudual(インディビデュアル)」の間でモードをセレクト可能。

よりモード間での性格の変化が大きくなり、より俊敏に、より安定感のました走行が可能になった、とのこと。

なお、面白いのは「メッシュ」スタイルのホイールを採用採用してきたこと。
メルセデスAMGはメッシュの他に「ディッシュ」ホイールも復活させていますが、これらは90年代に一世を風靡したもので、「リバイバル」ともいえるものです。

他メーカーでもこういった「昔っぽい」デザインのホイールを最新モデルに装着する傾向も見られ、とくに「メッシュ」はこれからのトレンドになるかもしれませんね(新型ポルシェ911もメッシュ風デザインのホイールを採用してきた)。

AMG GT系のインテアリアはこう変わった

外装同様、インテリアもAMG GT 4ドアプーペ風に。
メインのメーターは12.3インチサイズの液晶ディスプレイとなり、ダッシュボードには10.25インチサイズのマルチメディアディスプレイが鎮座しています。

このメーター表示については「クラシック」「スポーティ」「スーパースポーツ」の3つへと表示が変更できる、と紹介されています。

センターコンソールのデザインもAMG GT 4ドアクーペ風となり、これまで「V8エンジンをイメージして」シリンダー風のボタンが8個並んでいた操作系が「普通な感じに」。

穿った見方をすると、これは「V8色を薄める」、つまり直6モデルの登場を示唆するものかもしれませんね。

現在のところフェイスリフトを受けたAMG GTの発売時期や価格については不明ですが、変更された内容を見るに、パフォーマンスよりも「内外装のデザインを最新のAMGに寄せた」こと、インターフェースをアップデートしたことが今回の改良における主旨なのかもしれません。

VIA:Mercedes-Benz

 

 

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