| これでメルセデスAMG GT 4ドアクーペのラインアップはいったん完結? |
AMG GT 4ドアクーペに「エントリーグレード」のGT43が登場。
これまで「GT53」、「GT63」、トップレンジの「GT63S」が公開されていますが、このGT43に採用されるエンジンは直6で、367馬力を発生します。
ちょっとややこしくなってきたのでAMG GT 4ドアのラインアップを整理するとこんな感じ。
なおトランスミッションはいずれも9速AMGスピードシフトですが、直6はトルコンベースのTCT、V8エンジンは湿式クラッチを用いたMCTとなっています。
AMG GT43・・・3リッター直6ターボ/367馬力/0-100キロ加速4.9秒
AMG GT 53・・・3リッター直6ターボ/435馬力/0-100キロ加速4.4秒
AMG GT 63・・・4リッターV8ツインターボ/577馬力/0-100キロ加速3.3秒
AMG GT 63 S・・・4リッターV8ツインターボ/630馬力/0-100キロ加速3.1秒
レトロなホイールがなかなかナイス
AMG GT43の駆動方式はほかグレードと同じく4WD(4MATIC)を採用し、GT53同様にエレクトリックモーターによる22馬力の「EQブースト」を活用可能。
面白いのはホイールで、これはほかモデルと異なって「ディッシュ」。
いわゆるモノブロック風デザインということになりますが、雰囲気的には「現代風」であるものの、ちょっとレトロな雰囲気もあっていいですね。
メルセデスAMG GT4ドアクーペはポルシェ・パナメーラを直接のライバルとして誕生していますが、そのルックスはまさに「4ドアクーペ」。
その美しさは比類ない
メルセデス・ベンツCLSとの共同開発ではあるものの、CLSよりも「クーペ的」で、そのルールラインがリアエンドを終点とするところにまで伸びているのが特徴です。
そのため「クーペ」を通り越してワゴン的な印象すら(角度によっては)受けますが、パナメーラよりはかなり広いカーゴスペースを持っているように見えますね。
なおトップレンジのAMG GT 63Sはニュルブルクリンクを7:30にて走行し、「ニュルブルクリンクでもっとも速いサルーン」の座へ。
つまりパナメーラよりも速いタイムを記録したことになりますが、販売面でパナメーラに一矢報いることになるのかは今後の報告を待ちたいところです。
ちなみにもっとも高価なメルセデスAMG GT 4ドアクーペは「AMG GT 63S エディション1」で、その価格2200万円ほど。
今回発表されたAMG GT43の価格は1250万円ほどとなっています。
日本での価格については未発表ですが、すでに生産が開始されたことが報じられており、日本での発表も「もうじき」かもしれませんね。
レトロなホイールは復活の兆し?
なお、この「ディッシュ」はエアロダイナミクス的に有利ということなのか、近年になって復活の兆しも。
VIA:Mercedes-Benz