| 残念ながら販売はアメリカのみ |
フォルクスワーゲンが「ザ・ビートル」の生産終了への餞(はなむけ)として「ザ・ビートル・ファイナル・エディション(The Beetle Final Edition)」を発表。
これは「ザ・ビートル」「ザ・ビートル カブリオレ」両方に設定されるもので、そのデザインイメージは2003年に初代ビートル(タイプⅠ)が生産終了する際に設定されたファイナルモデル(Última Edición)。
なお、当時のÚltima Ediciónはこんな感じ。
VWはビートル・ファイナルエディションに専用ボディカラー、内装色を用意
今回オフィシャルフォトにて公開されたボディカラーは「サファリ・ユニ(Safari Uni)」と「ストーンウォッシュド・ブルー(Stonewashed Blue)」ですが、このほかにもピュアホワイト、ディープブラックパール、プラチナムグレーが選択可能だそう。
インテリアだとダイヤモンドステッチの入る専用シートや専用カラーのダッシュボード、アルミ製ペダル、アンビエントランプ等が特別に与えられます。
インテリアカラーやオプションの選択肢については詳細不明ですが、画像を見るにいくつかのパターンがある模様。
左のビートルはなかなか魅力的なホイールを装着していますね。
おそらく撮影場所は「メキシコ」で、1949年辺りから2003年まで生産を行っていたメキシコ工場へ経緯を払ったものだと思われます。
現行「ザ・ビートル」は2019年で販売を終了し、日本においてもそれは同じ。
比較的有名なクルマなので「売れている」印象があるものの、フォルクスワーゲンにとっては「全体的には売れていない」整理対象車種に入ってしまい、ディーゼル不正事件に関して補償金などで多額の出費が必要になったために「生産打ち切り」となっています。
ただ、初代ビートルは「世界で最も多くの台数を販売したクルマ」でもあり、フォルクスワーゲンも一つのアイコンとしてとらえており、だからこそ1年の余裕をもって販売終了をアピールし、さらにこういった記念モデルが出てくるのでしょうね。
今回ザ・ビートル販売終了後の「後継モデル」がどうなるのかは不明ですが、フォルクスワーゲンとしては「EVでビートルを蘇らせる」計画も持っており、いずれは「復活」してくれるものと考えています。
なお、日本でもビートルの販売終了を惜しむ声が多く、フォルクスワーゲンは「See You Beetle」キャンペーンを開催しており、様々なグッズの販売や購入キャンペーンの実施、限定モデルの販売も行っていますね。
ちなみに今回のザ・ビートル・ファイナルエディションについては「アメリカ国内のみ」の販売だとされているものの、今までの例から鑑みて、仕様や名称を変更し日本国内でも販売されるかもしれません。