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【動画】新型ブガッティ・シロン”スーパースポーツ300+”プロトタイプが490km/hを記録し公式に「世界最速のクルマ」に!ケーニグセグの446km/hを大きく更新

2019/09/03

| ただしブガッティは今回限りで「競争から身を引く」 |

先日、トップギアがブガッティ・シロンスポーツにて時速423キロをマークしたとお伝えしましたが、今回はなんと「新型シロン(スーパースポーツ300+)のプロトタイプ」が時速490.84kmを記録し、これはドイツのTUVにて正式に認定された、とのこと。

ちなみに記録更新に使用されたのは先日のトップギアのテストと同じくフォルクスワーゲンの所有するテストコース。
この時速490.84キロというのは現在ケーニグセグ・アゲーラの持つ446km/hというギネス認定記録を大きく更新するもので、当然ながら「世界一」です。

シロンがはじめて時速300マイルの壁を破る

今回の記録はマイル表示だと304.773 mphということになり、この「300マイル」というのは多くのハイパーカーメーカーが乗り越えようとするひとつの”壁”。
ケーニグセグ・ジェスコ、SSCトゥアタラ、ヘネシー・ヴェノムF5らが”300マイルの壁を破る”としていたものの依然その壁にはばまれたままで、逆に勝負から遠ざかっていたように見えたブガッティがまっさきにこれを超えることに。

ブガッティの公式発表によると、ブガッティは記録達成のためにミシュラン、そしてダラーラと6ヶ月に渡ってこのプロジェクトを進行させていたとのことですが、ここ最近の「最高速は重要ではない」という発言は”ブラフだった”ということですね。

ちなみにこれまでシロンは「タイヤが耐えることができないので」最高速を試すことができないという旨のコメントを再三出していましたが、今年に入ってからミシュランがシロンのパワーとトルクに耐えることができるタイヤを開発したという話も登場していて、これが今回の記録達成への第一歩だったのかも。

そしてミシュランとともに偉業達成に貢献した「ダラーラ」はレーシングカーコンストラクターであり、設立者であるジャンパオロ・ダラーラは、かのランボルギーニ・ミウラの設計を行ったことでも知られます。
ランボルギーニ退社後は自身の会社を設立しているものの、その後もランボルギーニとは良好な関係を築いており、ウラカンのレーシングカー「ウラカン・スーパートロフェオ」等はダラーラとランボルギーニとの共同開発となっていますね。

なお、現在のブガッティCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏はランボルギーニの前CEOを努めており、今回のダラーラとの協業はその際の「ツテ」なのだと思われます。

ブガッティは今後「記録に挑戦しない」

そして残念なことに、ステファン・ヴィンケルマンCEOによれば「これが我々の速度記録に対する最後の挑戦だ。これまでにも我々はいくどとなくその実力を示してきたが、今回を持ってブガッティはこの競争から手を引く」とのこと。

それでも今回記録を達成したシロンは「最後の挑戦」だけあってブガッティの威信をかけたものとなっており、標準のシロンからいくつか変更が見られます。

まずはフロントバンパーのエアインテークが縦に大きくなり、フロントフェンダー形状が変更されてホイールハウスからエアを抜く構造が採用に。

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ちなみにこちらは標準のシロン。

さらに車高は大きく落とされ、リアセクションは25センチ延長されてウイングとエアブレーキが空気抵抗軽減のために廃止されています。

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リアディフューザーは大型化され、テールパイプはセンターから左右4本出しへ。
なお、この形状は最近発表された「チェントディエチ」と同じものですね。

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こちらは通常のシロン。
リアはけっこうな相違があるようです。

今回のシロンに積まれるエンジンはチェントディエチと同じ1600馬力、しかしトランスミッションと4WDシステムは標準のシロンと同じものを積んでいる、とのこと。

なお、ブガッティのエクステアリア部門のチーフ、フランク・ヘイル氏によると「このシロンが特別なところは、エアロダイナミクスでもなく、エンジンでもなく、タイヤでもない。それらすべてを組み合わせた全体のパッケージングなのだ」。

そしてこの”レコードブレイカー”シロンは「市販モデルに近いプロトタイプ」だと表現していますが、このボディパーツはそのまま、今後発売されるであろうシロン”スーパースポーツ”に採用されることになりそうです。※このシロンがワンオフにとどまるとなると「市販車最速」を名乗ることができない

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なお、このブラック(カーボン地)とオレンジのカラーリングについては、かつてブガッティが「ヴェイロン」にて世界最速記録を達成した際に限定発売した”ヴェイロンWRC(ワールド・レコード・カー)”をイメージしたものかもしれませんね。

【動画】ブガッティ・ヴェイロンWRCがラリーにて悪路を走る!見ているこちらが心配だ!

ステファン・ヴィンケルマンCEOによれば「もうブガッティは速度記録に挑戦することはない」とのことですが、つい先日「時速500キロも可能」と言うコメントが発せられており、個人ユーザーがブガッティの意思を引き継ぎ、どこかで挑戦するかもしれませんね。

なお、現在の「世界最速」TOP5はこういったメンツとなっています。

ブガッティ・シロン(304.773 /490.84キロ)
ケーニグセグ・アゲーラRS(時速277マイル/444キロ)
ヘネシー・ヴェノムGT(時速270マイル/434キロ)
ブガッティ・ヴェイロン・スーパースポーツ(時速263マイル/423キロ)
SSCアルティメイト・エアロ(時速256マイル/412キロ)

VIA:Bugatti

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