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アウディがインホイール4モーターのエレクトリックオフローダー「AI:TRAIL quattro」発表。未来の自動車デザインはこうなる

投稿日:2019/09/12 更新日:

| ヘッドライトは「車体分離式」で車の周りを自動で飛行 |

アウディがフランクフルト・モーターショーにて、エレクトリックオフローダー「Audi AI:TRAIL quattro(アウディ:AIトレイル・クワトロ)を発表。
アウディによれば、これまでに発表されたコンセプトカー「AI」シリーズ3代にプラスし、”未来のビジョンを語る四重奏”が完成した、とのこと。

なお、これまでに発表された「AI」コンセプトカーはAIcon、AI:ME、AI:RACEの3つで、「AI」をテーマにしているだけにいずれも未来的なシリーズです。

AI:Raceなんてコンセプトカーはあったかな?と考えていたのですが、どうやたペブルビーチで発表された「PB18 e-tron」が「AI:Race」という名称に改名したようですね。

「4モーター」はクルマの効率とデザインを変える

AI:TRAIL quattroは、これまでのAIコンセプト同様に自動運転を装備しており、しかし唯一「オフロード」を標榜したクルマ。
オフロードでバッテリー切れたらどうすんの?という疑問に答えるべく、大容量バッテリーを積んでおり、電池切れとは無縁のEVだそう。

車両を駆動するのは4つのレクトリックモーターで、全長は4.15メートル、全幅2.15メートル、全高は1.67メートル。
タイヤは22インチサイズ、最低地上高はなんと24センチ。
渡川能力は50センチ、車体重量は1,750キロとアナウンスされています。

Audi AI:TRAIL quattro

なお、4つのモーターはそれぞれのホイールを独立して駆動することになり、これによってモーターの動力を分配したり伝えるためのディファレンシャル、ドライブシャフトやジョイントといった「駆動ロス」を招くパーツが不要になったとしていますが、たしかに言われてみるとそのとおりで、今後モーターの小型高性能化、そして低価格化が進めば「タイヤごとに個別のモーターで駆動」する方式が一般化するのかもしれませんね。

もしそうなると、ガソリンエンジン車ではなしえないような、長いサスアームの先にモーターを内蔵したというような「タカアシガニ」みたいなクルマもできるのかもしれませんし、エレクトリック化はクルマの形状においても大きな変革をもたらすことになるのかも。

Audi AI:TRAIL quattro

今回のAI:トレイルについては、ほかのAIシリーズ同様に、キャビンとボディが一体化したような構造を持っていることが特徴で、それによって演出される「塊感」がビジュアル的なインパクトを与えています。
そしてこのAI:トレイルの場合、モーターはそれぞれのホイールに装着されているので、いわゆる「オーバーハング」が存在しないのも面白いところ。
これもエレクトリック化によってデザインの自由度が出てきたところだと思いますが、これからのデザイナーは「旧来の常識にとらわれない」自動車デザインを行える、ということも意味します。

加えてAI:トレイルではグラスエリアが広く取られていることも特筆すべき点で、フロントやサイドに設けられたウインドウによって「周囲を見下ろしながら」走ることができる、とのこと。

Audi AI:TRAIL quattro

ヘッドライトは「ドローン」で代用

そしてさらに興味深いのが、車両本体にはヘッドライトがなく、ヘッドライトは飛行する「ドローン」が担当すること。
つまり車体周辺を飛ぶドローンが周囲を照らし出すということですが、このドローンは「羽根なし扇風機」と同じ理論にて揚力を発生する”ローターレス”。

これはアウディ・パスファインダーと名付けられ、ヘッドライトの役目をはたすほか、内蔵したカメラで捉えた映像を車両に送信することもできる、としています(ただし嵐になってパスファインダーがどこかへ飛んでいってしまうと”目”を失うことに)。

なお、アウディは昔からドローンの活用を考えており、いくつかのコンセプトカー(いずれもオフロード)にドローンが搭載されていますね。

Audi AI:TRAIL quattro

自動運転はもはや「未来」ではない?

アウディAI:トレイルのインテリアに目を移すと、固定式のステアリングホイールやペダルが目に入り、つまりこのクルマは自動運転を備えながらも「自分で運転するのが基本」ということですね。

ちょっと前までのコンセプトカーであれば、ステアリングホイールなどは「格納式」となっており、それらの操作不要を視覚的に見せることで完全自動運転をアピールしていたものですが、ここ最近になって、完全自動運転は技術的にも、インフラ的にも不可能だと多くの自動車メーカーが考え始めたのかもしれません。

Audi AI:TRAIL quattro

なお、リアシートは「ハンモック」状。

Audi AI:TRAIL quattro

室内からの眺めはこの上なく良さそうですね。

Audi AI:TRAIL quattro

VIA:AUDI

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