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メルセデス・ベンツは自社で直接クラシックカーやレアカーを販売している!レアなSLS AMG GTファイナルエディション、SL”ミッレミリア”が売り物件として登場

2019/10/05

| メルセデス・ベンツ本体による販売だけにそのコンディションには折り紙付き |

メルセデス・ベンツは自社にて中古車を販売する部門「メルセデス・オールスターズ」を持ちますが、今回そのメルセデス・オールスターズにかなりレア度の高い2台が登場。

その2台とはメルセデス・ベンツSLS AMG GTファイナルエディション、そしてメルセデス・ベンツSLミッレミリア・エディション。
正直、その名を聞くことすら無いような珍しいクルマですが、ここでその内容を見てましょう。

メルセデス・ベンツSLS AMG GTファイナル・エディション(W197)は350台限定

まずはメルセデス・ベンツSLS AMG GTファイナル・エディション。
これは2009年から2014年まで製造されたSKS AMGクーペ/SLA AMGロードスターの「ファイナルモデル」という位置づけで、その限定台数は350台のみ。

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標準モデルのSLS AMGが571馬力を発生するのに対し、このSLS AMG GTファイナルエディションは583を発生するのが大きな差異(エンジン自体は同じ6.2リッターV8/自然吸気のM159)。

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外観だとカーボン製の専用リアウイング、フロントスプリッターが装着。
フロントフードやドアミラーにもカーボンファイバーが使用され、パワーアップに加えて「軽量化」も施されているということになりますね。

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なお販売価格は445,890ユーロ(邦貨換算で5260万円)に設定されていますが、このSLS AMG GTファイナルエディションをもって、メルセデスAMGは自然吸気V8エンジンの製造を終了させており(その後は4リッターV8ツインターボへ移行)、その意味でも”ファイナル”。
つまり非常に価値の高い一台だと言えそうですね。

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ちなみにこのメルセデス・ベンツSLS AMG GTファイナルエディションは2013年の東京モーターショーにて発表。
日本はメルセデスAMGにとって「重要市場」のひとつに位置づけられている、とされています。

今回販売されているのはオープンバージョンの「ロードスター」ですが、もちろんSLS AMG GTファイナルエディションには「クーペ」も存在し、クーペ、ロードスターともに350台が製造されています。

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メルセデス・ベンツSLミッレミリア・エディション(R129)は「メルセデス・ベンツの歴史」と直結したクルマ

メルセデス・ベンツSLミッレミリア・エディションは、イタリアで開催されていた伝統的なレース「ミッレミリア(Mille Miglia)」の名を関したもの。

ミッレミリアは1927-1957年の間に開催され、多くの伝説を生むことになりますが、いったん開催が終了した後、1977年にクラシックカーラリーとして復活。
ただし登場できるのは1957年以前に製造されたクルマのみ、という制限があります。

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そしてそういったクラシックカーでレースを行うには「サポート」を要する場合があり、メルセデス・ベンツは12台のみ、SL320をベースにしたサポートカーを(2000年に)製造しており、そのうちの一台が今回販売されている、ということに。

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その価格は66,890ユーロ(邦貨換算にて790万円)と年式に比して安くはありませんが、メルセデス・ベンツが公式にミッレミリアを走るクルマをサポートするために製造したクルマであり、その歴史を共有できるということを考えると、「高いとは言えない」のかもしれません。

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エクステリアの他、インテリアにも「ミッレミリア」のプレートがあり、特別感を強調しているようですね。

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VIA: Mercedes All Stars

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