BMWがまるでエイプリルフールのようなネタを公開。
「ザボン」の皮のような内部構造を持つヘルメットを開発することでライダーの頭部を保護しようというものですが、具体的にどういったつくりとなるのかは不明。
なおBMWはホンダとともに数少ない「二輪と四輪」両方を製造するメーカーですが、ライダー向けの装備についてはかなり真剣に取り組んでおり、これまでも「ヘッドアップディスプレイ内蔵のヘルメット」を公開したことも。
ちなみにBMWは「自然からインスピレーションを得た」デザインをすることが多く、過去にも自然に存在する植物や動物からヒントを得た設計を行ったこともありますね。
なおぼくが今回のザボン+ヘルメットから連想したのはこの画像。
今回のCESではけっこう力を入れているBMW。
i8ベースのコンセプトカー以外にもBMWモトラッド(バイク)よりヘッドアップディスプレイ内臓のヘルメットを発表。
ヘッドアップディスプレイはスカウター状のディプレイを備え、車両情報に加えて各種道路の状況や障害物を表示する仕組み。
表示する情報は自由に選択できるとのことで音声との組み合わせもでき、ハンドル左に装着されたマルチコントローラーで操作が可能。
目とディスプレイとの距離が近く情報に焦点がちゃんと合うのかどうか心配ですが、こうやって発表する以上はすべての問題をクリアしているのだと思います。
ほかにも得意のレーザーライトをバイク(K1600GTL)に内蔵したものも公開に。
これは7シリーズ、i8に採用しているものと同じシステムとのことですが、従来のライトに比べておよそ倍の距離である600メートルまで照射できるそうです。
フルフェイスヘルメットといえば、頭の上から「すっぽり被る」ものと相場が決まっていますが、今回オーストラリアのメーカー、VOZZが発表したものはヘルメットの前後がパカっと分かれて頭を挟みこむように装着するもの。
この方式だと顎の部分までカバーできて安全性が高く寒さも防げますし、事故の際にヘルメットをライダーから外すのも無理なくできそうですね。