マクラーレンが570Sスパイダーのプロモーション動画を公開。
今までの動画とは大きく異なり、美しい女性を表に出したものとなっています。
マクラーレンというと「レース一徹」の会社であり、とにかく早く走ることだけを考えている会社で、実際に今までのプロモーション動画においてもやはり「走り」「機能」を押し出したもの。
ですが今回は「スパイダー」ということもあってライフスタイル寄りの内容となっており、ドラマ仕立てで美男美女のカップルが海外沿い(湖畔?)をドライブする、という生活の豊かさを表すものに。
もちろんマクラーレン570Sの「性格」を考えるとこのイメージの方が「しっくり」きますが、これまでマクラーレンはこういった動画を公開してこなかっただけにかなり意外ではありますね。
この意図としては「570Sスパイダーの車の性格を考慮」の他にも「客層を広げたい」というマクラーレンの意図があると思われ、「速く走る」ことにさほどの魅力を感じなくとも「オシャレなオープンカーが欲しい」と考える人に訴求したいのかもしれません(速く走ることに意味を見出さない人とにっては、逆にこれまでのマクラーレンのイメージだとちょっと手を出しづらいという敷居の高さを感じさせるものがあるかも)。
こちらはランボルギーニ・ウラカン・スパイダー。
やはり美男美女が登場し、ドレスアップして(おそらく)パーティーに向かう、というライフスタイルを連想させます。
こちらはフェラーリGTC4ルッソ。
やはりフェラーリもこれまで「走りだけ」を押し出した動画が多かったものの、初めてこの動画でドラマ風のストーリー性を感じさせるもの、そしてちょっとセクシーな内容、加えて「生活」を感じさせるものに(”生活”を感じさせるフェラーリはこれまでなかった)。
マクラーレン570Sを日常の足として使ってみた動画が登場。
買い物やベビーシート装着など様々なシーンで使用していますね。
実際にスーパーカーに乗ってみて一番困るのは運転がしにくい/しやすい、足回りが硬い、うるさいなどその車そのものの問題ではなく、駐車スペースであったり「車以外の」問題であることが多いのですが、そういった問題がよく分かる動画となっています。
マクラーレン570Sの試乗レビュー動画。
今までサーキットを走行したレビュー動画はありましたが、公道を走行するものとしては「初」とのこと。
内装についてもメーターの動作、各種スイッチ類の操作を解説していますが、エアコン操作画面の乗員アイコンがヘルメットをかぶっているのはマクラーレンらしいところ。
その他メンテナンスリッドが開くところなど、なかなか実際に見ないとわからないようなところも解説しています。
https://www.youtube.com/watch?v=pz2lOKsjdT0
我らがクリス・ハリスがマクラーレン570Sを試乗。
かつサーキットで走行させてのレビューを公開しています。
価格帯としてはポルシェ911ターボ、アウディR8 V10と同じセグメントで、パフォーマンスはそれらのちょっと上となるマクラーレンの戦略車。
しかしながらカーボン製のバスタブシャシーなど他と比べるとF1由来の装備が多く見られ、よりサーキットに近いモデルと言えますね(ただしマクラーレンのラインナップ中ではもっともロードカー寄り)。
マクラーレン570S/540Cは2015年初頭のNYモーターショーで発表。
日本での発売は2015年6月です。
エンジンはマクラーレン650Sと共有(ただしデチューンされている)ですが、全体の80%は新パーツであり、カーボンモノセルも新しく設計されている、とのこと(実際に全高は650Sよりも高くなっている)。
マクラーレンでは650S/625Cを「スーパーシリーズ」、この570S/540Cを「スポーツシリーズ」と位置づけており、スポーツシリーズはやや快適寄り、という設定です。
車重は650Sよりも軽く、ボディパネルはアルミ製。シャシー単体では重量80キロ、とのこと。
北米や欧州では570Sを販売するようですが、アジア地域では540Cも併売する模様。
なお、日本での価格は570Sがポルシェ911ターボS、540Cがポルシェ911ターボとほぼ同じ(パフォーマンスも同程度)。
本気でポルシェを狙っていることがわかります。
マクラーレン570S/540Cの詳細(スペック)は下記の通り。
全長(ミリ):4530
全幅(ミリ):2095
全高(ミリ):1202
車重(キロ):1313
価格(万円):2556/2188
最高速度(時速):328/320
馬力:570/540
0-100km/m加速(秒):3.2/3.5
エンジン:V8ツインターボ 3799CC
駆動方式:MR
変速機:7速SSG(ツインクラッチ)